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フィンランド映画祭が今年も開催! 個性あふれる5作品を上映

2011年9月15日 14:00

2010年開催の第35回トロント国際映画祭に出品された『ラップランド・オデッセイ』

10月2日(日)から7日(金)まで、角川シネマ有楽町では「フィンランド映画祭2011」を開催する。一昨年、日本とフィンランドの修好90周年を記念し、恵比寿ガーデンシネマで初めて開催された「フィンランド映画祭」も今年で三年目を迎えることに。これまでの会場だった恵比寿ガーデンシネマが閉館したため、今年は新たな会場として角川シネマ有楽町が選ばれた。

あまりなじみのないフィンランド映画は、1907年にルイス・スパッレとテウヴォ・プロ両監督の長編映画『The Moonshiners』で幕を開けた。その後、フィンランド映画の黄金期は1930年代から第二次世界大戦まで続いたが、1960年代半ばになると、スタジオ主流の時代は終わりを迎え、より小規模作品の流行や、インディペンデント映画監督たちが自己資金で映画を製作するようになった。

最も多くのフィンランド人が見た映画といえば、ヴァイノ・リンナの原作を映画化した『地獄の最前線』(55)で、300万ドルという興行成績を記録。1990年代の終わり頃から、フィンランド映画は新たな興隆期に入り、2010年にはフィンランドの自国映画は、40年前を上回る200万ドルの国内興行収入を記録するまでに成長した。世界各国の映画祭でも次々とフィンランド映画が上映され、劇場公開もされるようになっていることから、今やフィンランド映画は世界的に大きな広がりを見せている。

今年のフィンラド映画祭では、5作品を上映する。ドメ・カルコスキ監督の『ラップランド・オデッセイ』、ヤルマリ・ヘランダー監督の『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』は、どちらも非常に男性らしさと勢いの感じられる作品だ。ほかにも実業家、女性劇作家、活動家として生きた主人公ヘッラ・ヴオリヨキの実話を基にした歴史ドラマ『マダム・ヘッラ』。統合失調症を伴う躁うつ病と診断された女性が精神病院の中でプリンセスとして周囲に喜びをもたらした実在人物を基にした、アルト・ハロネン監督作品『プリンセス』。有名女優がスキャンダルから逃れ、湖畔の別荘で息子や友人たちと共ににぎやかすぎる週末を過ごすことから始まる、ザイダ・バリルート監督の『グッド・サン』の3作品が、個性的な魅力を発揮している。また、ドメ・カルコスキ監督とザイダ・バリルート監督の来日も決定、ティーチインイベントも予定されているので、是非ともこの機会にフィンランド映画の魅力に触れてもらいたい。【Movie Walker】

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