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『親愛なるきみへ』のチャニング・テイタム「最後の父との病院のシーンが好きだ」

2011年9月16日 19:00

主人公のジョン・タイリーを演じるチャニング・テイタム | [C]2010 DEAR JOHN, LLC. All rights reserved.

『きみに読む物語』の著者ニコラス・スパークスが手がけ、2006年に世界で最も読まれた恋愛小説に選ばれた原作を名匠ラッセ・ハルストレム監督が映画化した『親愛なるきみへ』。切ない遠距離恋愛が涙を誘う本作で、主演を務めるのはチャニング・テイタムだ。ハリウッド期待の若手スターの彼に話を聞いた。

――何でもこなすあなたですが、今回は口数の少ない兵隊で、初めてサーフィンをしたのですね?

「コーチに付いて特訓を受けたんだ。といってもコーチ自身がサーファーだからのんびりしたもので、『無理にするな。できなくてもイライラしないでゆっくり慣れれば自然に波に乗れるようになる。無理に波に慣れようとすると進歩しない。自然に身を任せていれば君の準備が整った時に彼女の方から近づいて来て歓迎してくれるんだよ。ゆっくりゆっくりやれば良いんだ』みたいな感じね。サーフィンはたくさんのスポーツの中で最も僕に人間の存在の小ささを教えてくれたスポーツだった。海は実に偉大で、僕たちは小さな棒っきれに乗っかってるだけだと思い知らされた。自然の手の平の中で踊らされてるだけなんだ。自然に逆らっては何もできないと思い知らされる体験だった。それにしてもロス周辺の水は冷たいね。生温い水に慣れているフロリダ育ちの僕は冷たい水が苦手なんだ(笑)」

――本作は離れていても変わらぬ愛を描いたロマンティックストーリーですが、あなたの愛への思い入れは?

「僕は非現実的なくらい長く続く愛を信じている。妻のジェナとは2006年の『step up』で共演して恋に落ち、4年間つき合って結婚した。本物の愛は何年でも続くと信じたい。心のコミュニケーションのない、ハートより下の部分だけで結びついている愛は長続きしないだろう。でもハートとハートのつながりがある愛はそう簡単には死なないと思う。ジョンはサヴァナに出会うことで初めて心のつながりを持てる愛に出会った。サヴァナとの愛を通してジョンは大人の男になっていくんだ。僕たちは愛を通して学び成長するんだ。僕の言う愛とは男女の間の愛だけではない。家族愛、友達への愛、犬や猫への愛、どんな愛も愛から学ぶことが一番多いと思っている。なぜか?本物の愛は欲得なしで無条件で何かをやってあげることだからね」

――主役作品の選び方はどんなふうにしているのでしょうか?

「はっきり言えることは主役作品だけを探しているわけではないということ。むしろ主役としての作品に絞ることはキャリア全体を間違った方向に引っ張ってしまう恐れがあると思ってる。どんな主役かは大した重さを持っていない。どんな役かが重要なわけだから。アクションやドラマ、色々やってみたいと思うだけでリーディングマンの道を進もうと思っているわけではないんだ。憧れの監督、才能ある共演者、素晴らしい脚本、やりたい作品にめぐり会えたら、メインじゃないキャラクターだってやりたいと思う。コールシート(撮影のスケジュール表)のキャスト覧のトップであることだけを目指してるわけではない。下の方に僕の名前があっても構わない。味のある役をやっていきたい。これからスティーブン・ソダバーグ監督との仕事が待っている。 クールなアサシンの役なんだけど、どんな撮影になるのか楽しみにしてるんだ。ソダバーグ監督の映画に出られるならどんな小さな役でも出てたと思う。役の選択のベースは僕自身が信じられる役、役の中にいることが楽しいと思える役。親からもらった運動神経のお陰で飛ぶ、跳ねる、走る、泳ぐ。フットボールやバスケットボールなら何でもこなせるというアドバンテージは与えられてるかもしれないけど、それだけでは嫌なんだ。力だけでは見る人の心をつかむことはできない。アクターとしてキャリアを築こうと思うなら爆発やカーチェイス、肉体的な強さに頼るだけでは嫌なんだ」

――身体の動きの助けなしで、不動の中での感情表現が巧みでしたね

「僕が一番好きなシーンの話をしよう。演じるというのは相手に反応するということだから、相手役によっては僕が上手く演技ができない時もあるんだ。そこが未熟だと言われればそれまでなんだけど。演じてる時は予期しなかったことがよく起こる。最後のシーンで父親役のリチャード・ジェンキンスとの病院でのシーンが僕は好きなんだ。彼は素晴らしいアクターでどんな役のどんな状況も真実味を持ってやってしまう。彼が相手で僕はラッキーだった。ジョンは父親に彼を愛しているとどうやって伝えたらよいかわからない。『I love you, Dad』と言うことができない彼は手紙を書く。ただ自分の心に中にあることを父親に宛てて書いた。それを読んで聞かせてるシーンなんだ。僕はそれをどうやって演じようとか、ああしよう、こうしようという演技プランは全くなかった。ただ手紙を読み始めた。そしたらリチャードが手を差し出した。その瞬間、僕の心はガタガタになって感情が自然にあふれ出した。やろうと思ってやったことじゃなかっただけに、リチャードの予期しなかった、けれど効果的な仕草に誘われて僕はメロメロになってしまった。あのシーンは今でも僕のハートを揺さぶるんだ」【Movie Walker】

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