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『夜明けの街で』の深田恭子が語る大人の恋愛とは?

2011年8月11日 10:00

深田恭子が大人の恋愛を繰り広げる女性を熱演

人気作家・東野圭吾の同名ベストセラーを映画化した『夜明けの街で』(10月8日公開)。主演を務めた深田恭子は、これまで可憐なイメージが強かったが、本作では岸谷五朗演じる会社の上司と不倫関係に落ちるという大人の恋愛を繰り広げる。そんな映画の撮影を振り返りながら、深田恭子から見た映画の中のふたりの不倫、そして自身の恋愛観をたっぷりと語ってくれた。

「自分にこんなハードルの高い役ができるのか、すごく不安でした」。そう語るのも無理はない。本作で彼女が演じた秋葉は、誰にも言えない秘密を抱えていた。建設会社の課長・渡部(岸谷)は、妻子と幸せな結婚生活を送っていたが、ある日、派遣社員の秋葉(深田)と一夜を共にしてしまう。その後もふたりの関係は続き、やがて秋葉は渡部に、「私は15年前に起きた殺人事件の容疑者だ」と打ち明ける。

「秋葉は15年間、時効に向かって生きてきました。彼女の苦しみや悲しみは、撮影が終わっても私の中からなかなか抜けませんでした。不倫は良くないことだけど、秋葉は一人では過去と向き合えなかった。彼女にとって、渡部とのひと時は救いだったと思います。渡部と秋葉は、それまで出会えなかった時間を埋めるかのように、急いで恋愛しているようにも見えました。お互いがかけがいのない存在だったと思います」。

岸谷五朗とは初共演となった今回。岸谷の印象については? 「役に対してすごくストイックな方で、撮影中はずっと渡部さんでした。渡部は、誠実な男性だと思いますが、でも浮気をするような人は、お父さんとしても旦那さんとしてもイヤです(笑)」と、素直で正直な彼女らしい気持ちを話してくれた。

ちなみに、どこから浮気? たとえば、奥さんや付き合ってる彼女がいるのに、内緒で別の女性と食事にいくのはあり? 「なしです! 私は、自分の目の前でほかの女の人と話されるだけでイヤなんです。『もう帰る!』みたいになっちゃいます(笑)。映画の中では、木村多江さん演じる渡部の奥さんが我慢強く耐えていて、すごいなと思いました。渡部は奥さんを騙して秋葉に会いに行くなんて、極悪人じゃないかと思いました。私だったら一瞬で別れておしまいですね!」

最近では、経済的にも精神的にも余裕のある40代男性が、20代・30代女性から人気だ。深田から見た大人の男性の魅力とは? 「仕事ができて、知識があって、お金があって、素敵だなと思います。でも、人を裏切る行為はしてほしくないな。遊び心が抜けないようなチョイワルな方は、一緒にいて不安を感じるだろうし、心配です。素敵な家庭も築き上げていて、奥さん思いの良い旦那さん、良いお父さんでいてほしいですね」。

最後に、映画を見る人にメッセージをくれた。「原作者の東野圭吾さんから『女性に嫌われそうな役を演じてくれてありがとうございます』と言われたんです。それを聞いて、私の中で何かモヤモヤしていたのは、それだったんだと気付きました。私の演じた秋葉は、男性に好かれる、男性にとって理想的な女性だと思います。不倫は、この映画の中で楽しんでほしいですね」。

現在28歳の深田恭子。来年は大河ドラマ「平清盛」で清盛の正妻・時子役を演じ、女優としてますますの飛躍に期待が高まる。そして、本作『夜明けの街で』は、少女さを残しながらも、ミステリアスな大人の女性の美しさで男性を魅了する秋葉を演じきっている。深田恭子のさらなる可能性を感じさせる必見の映画に仕上がっているので、公開までしばしお待ちを!【取材・文/鈴木菜保美】

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