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桐谷美玲が『乱反射』『スノーフレーク』でW主演。「今回の役柄は素に近い」

2011年8月03日 10:50

『乱反射』『スノーフレーク』の2本立ての映画でW主演を果たした桐谷美玲

女優、モデルとして活躍する桐谷美玲が主演を務めた『乱反射』と『スノーフレーク』の2本立ての映画が8月6日(土)に同時公開される。しかも、両作で主題歌を歌い、CDリリースまで果たしたのだ。そんなマルチに活躍、熱い脚光を浴びる桐谷美玲にインタビュー!

“全部美玲”という今回の映画2本の主演が決定した時は「2本共、同じ劇場で続けて流れるって聞いて『大丈夫ですか、私で?』って思いました」と言う。CDリリースについては「歌は苦手なので、まさか歌を出させていただくとは夢にも思っていなかったです」と、かなり恐縮している様子が可愛い。

『君に届け』(10)、『ジーンワルツ』(11)、『ランウェイ☆ビート』(11)といった話題作では、勝気な役柄を演じてきた彼女だが、今回は2本の映画で、タイプの違うナチュラルな普通の少女を演じている。いったい素顔はどちらに近いのか? 「よくヤンキーだとか、ギャルだとか、意地悪そうに見えるとか言われるんです。確かにわりとそういう役柄が続いていましたね。でも、実は今回のヒロインのような普通の女の子の方が、素の私に近いです」。

『乱反射』は、高校3年生で第50回角川短歌賞を受賞した歌人・小島なおの歌集を基にした青春映画だ。桐谷が演じるのは高校生の歌人・嘉瀬志摩役で、ほのかな恋心を寄せる幼なじみの航大と旅に出る。本作では、三浦貴大と、爽やかなラブストーリーを好演した。「三浦さんとは、お互いに人見知りなので、最初はなかなか会話も続かなかったりしたんですが、時間が経つにつれてどんどん仲良くなって。カメラが回っていない時も、いろんな話をしました。本当に良いお兄ちゃんって感じでした」。

航大にあふれる思いを伝えようとするシーンは、実に切ない。「現場ではふたりでいつも仲良くケラケラ笑っていたんですが、あのシーンが近づくにつれて、ふたりとも全くしゃべれなくなってきて。その間、お互い無言で、すごく辛くて。少しだけ手が触れる瞬間があるんですが、実際にちょっと戸惑ったりして。とてもリアルだった気がします」。

『スノーフレーク』はがらりと作風が違う、大崎梢の同名青春ミステリーの映画化作品だ。彼女が扮するのは、一家心中で亡くなった幼なじみの速人のことが忘れられない真乃役。成長した彼女は、死んだはずの速人にそっくりな勇麻と出会う。難しかったのは、3人の青年の間で心が揺れるという設定だったとか。「速人を思いながらも、勇麻にも惹かれていくし、もう1人、幼なじみの亨ちゃんもいる。それをどうやって見せていけば良いのかなって」。いい男3人から愛されるなんて、女冥利に尽きるというものだが、それについては、「私なら、そんなに器用にはできない」と思ったそうだ。

桐谷は「セブンティーン」の人気モデルでもあるが、今は女優業とのバランスがとても良いと話す。「最初からモデルと女優を並行してやってきたので、どっちもすごく好きです。『セブンティーン』は同じスタッフさんと同じモデル仲間で5年間ずっとやっているので、ちょっとお家みたいな感じで。映画をやっていても、ふと雑誌の撮影に行くと安心できるので、他の仕事も目一杯やれるというか。映画は1、2ヶ月とか、一直線に突き進んでいける集中力がいるところがすごく好きです」。

では、この2作で主演を演じきった、今の心境とは? 「いつも作品に入る時はどうしようって思いますが、昔に比べたらどの現場もすごく楽しめるようになりました。不安もありましたが、あの時の私の精一杯のお芝居が出せたと思っています。何よりも撮影が楽しくできたので、たくさんの人に見てもらいたいです」。【取材・文/山崎伸子】

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ヘアメイク:篤史(+nine)スタイリスト:Yoshino| [c]「乱反射/スノーフレーク」製作委員会| [c]中村光/スクウェアエニックス・AUTBパートナーズ