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天才舞踊家ピナ・バウシュの世界をヴィム・ヴェンダースが3D映画化!

2011年7月27日 10:00

ピナ・バウシュ×ヴィム・ヴェンダースによる『PINA』(原題)が公開されることが決定 | [C]2010 NEUE ROAD MOVIES GMBH, EUROWIDE FILM PRODUCTION

2009年にこの世を去ったドイツの天才舞踊家であり振付家のピナ・バウシュの生きた軌跡と、彼女の人生そのものともいえるヴッパタール舞踊団の不朽の名作をとらえたダンスドキュメンタリー『PINA』(原題)が2012年に公開されることがわかった。

本作のためにヴィム・ヴェンダース監督が、ヴッパタール舞踊団が表現するPINAの作品を最新の3Dカメラを使って新たに撮影、本年のベルリン映画祭で上映され、絶賛を浴びた。アート系作品では世界初の3D映画化であり、想像をはるかに超える臨場感に五感が圧され、その未体験の衝撃は世界に感動を与えた。

長年、親交が深かったヴェンダースとバウシュは何年もコラボすることを話し合ってきた。彼は最新のデジタル3D技術を確認すると、バウシュの映画で使おうと決意。やはり、ポップミュージックものの映画(『ステップアップ3D』や『StreetDance 3D』など)やバレエの特集テレビ番組などから、ステレオスコープ技術はダンスと相性が良く、観客も触れられそうに見えるダンサーを楽しめることがわかっていた。しかし、映画がプリプロに入った2009年、バウシュはガンの告知を受けたわずか5日後に68歳で亡くなってしまった。その結果、この映画は彼女へのトリビュートとして彼女のカンパニーであるTanztheater Wuppertalとコラボレーションして完成された。

スクリーン上では、本作がピナに関する映画ではなく、“ピナのための”映画だと字幕で強調されている。ヴェンダースはバウシュから受けた影響について、「映画は動作を意味していて、動作についてのことなのです。しかし、movieとmovementについて気付いたのは、初めてピナ・バウシュの作品を見た時でした。でも彼女のようにmovementを創造したり解釈することはできませんでした。実は、彼女と比べると、私たちの見る技術は素人同然です。ピナの目は体を通して魂が教えてくれるものを見られるように訓練されていたのです。それまで私はバレエを見たことはありましたし、世界中でダンスの公演はできるだけ見てきましたが、ひっくり返るような、椅子から投げ出され、床に叩きつけられるような体験は、それまで一度もありませんでした」と語る。ヴェンダース監督は奥行きのある背景から姿が鮮明に突き出るような手法を用い、映像の色彩を強調する描写を与えている。ピナ・バウシュの舞台を見たことがある人にも、一度も見たことがない人にもピナ・バウシュ×ヴィム・ヴェンダース×3Dのコラボレーションは、新たな衝撃体験を届けてくれるだろう。【Movie Walker】

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