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【連載】『南沙良の 映画と小惑星ふたつぶんくらいの愛』第16回 今月のテーマ:卒業

2020年4月1日 11:32

17歳の演技派、南沙良が「DVD&動画配信でーた」にて「南沙良の 映画と小惑星ふたつぶんくらいの愛 いよいよ壁がなくなるぞー!のテンションで映画を観る」を好評連載中。毎回ぱっと思いついたテーマをもとに映画を鑑賞。ときに趣味や普段の生活などの話題に脱線しつつ、彼女の素顔が垣間見えるような内容になっている。第16回のテーマはこの季節の定番、“卒業”。作品は、サブカルこじらせ女子2人のモラトリアムな青春を描いた『ゴーストワールド』。

「私にとって“卒業”は“脱出”くらいの意味です」

南沙良、連載第16回のテーマは“卒業”
南沙良、連載第16回のテーマは“卒業”撮影/杉映貴子 ヘアメイク/平井寛功 スタイリスト/道券芳恵 衣装協力/ミントデザインズ

――ハイスクールをようやく卒業したイーニドとレベッカ、女の子2人の青春物語です。

「イーニドのファッションが大好きでした。むちゃくちゃかわいいですよね。前半はカラフルで、後半は赤系でまとめる。がむしゃらにやり尽くした時には、暗いファッションに戻るのもいいですね。一瞬だけ髪を染めて緑になるのもすごく素敵です」

――悩める2人のこじらせぶりが全開でしたね。精いっぱい強がって、つい周囲に憎まれ口を叩いてしまう。

「つらかったです…。大人になれないイーニドが痛々しいし、可哀想すぎました」

――南さんは彼女たちとほぼ同世代(17歳)ですが、ご自分の中にも彼女たちの心境に近い部分はありますか?

「私も学校に馴染めない時期があったので、『どこか別の場所に行きたい』みたいな気持ちは分かります。具体的にどことは言えなくて、“どこかに”としか言いようがないんですけど」

【写真を見る】スカーレット・ヨハンソンがサブカル女子を好演した『ゴーストワールド』
【写真を見る】スカーレット・ヨハンソンがサブカル女子を好演した『ゴーストワールド』[c]United Artists/courtesy Everett Collection/AFLO

――卒業式の思い出は。

「それが、全くと言っていいほどないんですよ(笑)。中学の卒業式は、事前の予行練習に出てなかったので、移動の仕方や卒業証書のもらい方を私ひとりだけ分かってなくて、大恥かきました…。そもそも“卒業”って言葉自体に、あまりいいイメージをもってないんですよ」

――一般的には「何かを達成したから、次のステップへ」みたいなニュアンスですが。

「私には“脱出”くらいの意味です」

――(笑)。今までみたいに子供っぽいふるまいはもうできないぞ、と自覚するような意味合いもあります。

「いえ、それには全力で抵抗しますよ! 私、いまだにお子様ランチを食べたい人ですからね。量がちょうどいいし、色んなものが食べられるので。メニューにあると、必ず『頼めますか?』って聞いてしまいます」

――え、頼めるんですか?

「ダメです。7歳までしか頼めません(笑)」

――南さんは高校卒業まであと1年ありますね。

「卒業しても頑なに学校ジャージを着るつもりです。ぴちっとしてる、水色のやつなんですけど」

――なんでまた?

「『まだまだJK楽しんでるぞ、学校生活充実してるぞ』って、自分の中の気持ちに残しておきたいんですよ、卒業しても」

――一体誰に言い聞かせてるんですか…。しかし、学校生活に執着があるんですね。

「ええ。私、JKであることを誇らしく思ってますから!」

主演映画『もみの家』が全国順次公開中
主演映画『もみの家』が全国順次公開中撮影/杉映貴子 ヘアメイク/平井寛功 スタイリスト/道券芳恵 衣装協力/ミントデザインズ

――ところで、イーニドは映画館の売り子のバイトをやってすぐクビになりますが、南さん、やってみたいアルバイトは?

「バイト自体やったことがないので、ぜひやってみたいです! ケーキ屋さん、コンビニ店員、本屋さんとか」

――コンビニ、大変ですよ。やることがすごく多いから。

「小さい頃から『ピッ』ってやるのが憧れなんですよ」

――あ、バーコードですね。じゃあ接客系以外だと?

「細かな作業が好きなんですよ。段ボールにシール貼るとか、良いですね。心が落ち着くので」

――エクセルに延々数字を打ち込むとか?

「それ、いいですね!」

写真&ひとこと:めちゃくちゃ綺麗な透明のビー玉が欲しい

あなたの好きな季節の匂いはなんですか?
あなたの好きな季節の匂いはなんですか?

春ってなんだかかわいらしいですよね。花弁が開いた優しい匂いに頬をなでるぬるい風。重度の花粉症な私ですが、春の匂いがとても好きです。あなたの好きな季節の匂いはなんですか?

取材・文/稲田豊史

●南沙良 プロフィール
2002年6月11日生まれ、神奈川県出身。第18回ニコラモデルオーディションのグランプリを受賞し、同誌専属モデルに。女優としては、映画『幼な子われらに生まれ』(17)に出演し、デビュー作ながらも、報知映画賞、ブルーリボン賞・新人賞にノミネート。その後、行定勲が監督を務めたロックバンド・レベッカの17年ぶりの新曲「恋に堕ちたら」(17)のMVに主演。映画初主演作『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18)では、第43回報知映画賞、第61回ブルーリボン賞・新人賞、第33回高崎映画祭・最優秀新人女優賞、第28回日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞し、その演技力が高く評価される。主演映画『もみの家』が3月20日、『太陽は動かない』が5月15日公開。'19年1月に放送された、第30回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作『ココア』(フジテレビ系)ではドラマデビュー&初主演。“写真”をテーマにした『ピンぼけの家族』でNHKドラマ初出演を果たした。アーティスト、sumikaの新曲「エンドロール」のショートフィルムでは主演を務める。江崎グリコ「ポッキー」、「キリン 午後の紅茶」イメージキャラクター。ソフトバンク「SoftBank学割」CMキャラクター。

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