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『犬飼さんちの犬』小日向文世「現場ではサモンの笑顔に癒されました」

2011年6月21日 14:00

個性派俳優・小日向文世が、撮影現場での秘蔵エピソードの数々を語ってくれた
個性派俳優・小日向文世が、撮影現場での秘蔵エピソードの数々を語ってくれた

『幼獣マメシバ』(09)や『ねこタクシー』(10)など、“おっさんと動物”の異色コンビが笑いと感動を呼び起こす人気シリーズの最新作『犬飼さんちの犬』が6月25日(土)より公開される。本作は“犬飼”という名字なのに犬嫌いの主人公が、ひょんなことから犬の世話をすることになり、いつしか固い絆で結ばれていく姿を描いたハートウォーミングドラマだ。今回は、そんな本作で主人公・犬飼保を演じた小日向文世に、撮影時の思い出や苦労したエピソードを語ってもらった。

これまで様々な映画やドラマに出演してきた小日向だが、動物を中心に描いた作品は今回が初めてとのこと。実際に参加してみて、どのような感想をもったのだろうか?

「サモン(犬飼の飼っているサモエド犬)がめちゃくちゃ可愛くて。それだけで毎日楽しかったですね。撮影は昨年の12月から始まったんですけど、映画版とドラマ版が同時進行だったのでかなり大変でした。でもサモンと一緒にいると癒されて、疲れも吹っ飛んじゃって。毎日、癒してもらうために現場に参加していたような感じです(笑)」

劇中では、犬飼とサモンが心を通わせていく過程がテンポよく描かれているが、実際には両者の掛け合いはなかなか一筋縄ではいかず、苦労の連続だったという。

「実は僕、きなこというトイプードルを飼っているので、犬は嫌いじゃないんです。でも犬飼は、犬が嫌いという設定なので、感情をコントロールするのが難しかったですね。犬を怖がって逃げるシーンがあるんですけど、必死に逃げる芝居をしながら、犬のおもちゃを鳴らしたり、名前を呼んだり、餌でつったりと、撮影中は試行錯誤の連続でしたね。それと、川辺でサモンの訓練をするシーンもあるのですが、この時もなかなか言うことを聞いてくれなくて大変でした。僕が背中向けに座るとほぼ同時にサモンも座るという場面なんですけど、何度やってもうまくいかなくて。最終的には、サモンが座りそうなタイミングを見計らってスタッフの合図で僕が先に座ることで、何とか撮りきることができたんです。サモンとのやり取りがうまくいった時の気分は格別でしたね」

また小日向は、本作に出演するに当たり、犬のしつけ方について改めて勉強し直したという。その結果、愛犬きなことの関係にも変化が訪れたとか。

「うちでは、家族全員がきなこを可愛がっていて、僕の扱いは二の次だったんです(笑)。疲れて帰って来ても、きなこがベッドを占領していたりして、本当に犬飼と同じような感じでしたね。でも、この映画に参加することになって、しつけ方について改めて勉強し直したんです。犬って、ただ可愛がるだけじゃ駄目で、ある程度距離を置いて付き合わないといけない。あくまでも主人であることをちゃんと教えないといけないんです。そのうえで愛情を持って接すれば、こちらの気持ちをわかってくれるものなんですよ。勉強の甲斐があって、今ではきなことの関係は良好ですよ(笑)」

実生活でも愛犬との関係を築くのに四苦八苦したとのことだが、自身と同じような経験をする犬飼を演じるに当たり、意識したポイントはあるのだろうか?

「物語の冒頭、犬飼は離島のスーパーに単身赴任中で、家族とは一年以上も会っていない状態なんです。職場では笑顔を絶やさないけど、本当は妻や子供たちに会いたくてしかたがない。そんな父親ならではの寂しさや悩みが伝われば良いなと。そういった感情をうまく見せられたら、ようやく我が家に帰ってきて安堵した途端、今度は大嫌いな犬の世話をしなければならないという気持ちの落差が、よりはっきりと伝わるかなと思ったんです。犬は苦手だけど、家族円満のためには付き合っていかないといけない。その、必死なんだけど、どこかコミカルな雰囲気を味わってもらえると嬉しいですね」

実力派俳優・小日向文世の名演と、愛らしいサモエド犬・サモンの魅力が融合した、心温まる動物映画『犬飼さんちの犬』。劇中には『幼獣マメシバ』(09)で佐藤二朗が演じた主人公がペットショップ店員役で登場するなど、シリーズファンなら思わずにやりとしてしまうサプライズも満載! 最近疲れがたまっているという方は、本作を見て癒されてみてはいかがだろうか。【六壁露伴/Movie Walker】

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