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「花咲くいろは」に「SHIROBAKO」「サクラクエスト」!P.A.WORKSが贈る“お仕事シリーズ”に惹かれるワケ

2020年2月29日 20:30

オリジナル作品を中心に多くの良作アニメーションを生み出してきたアニメ制作会社「P.A.WORKS(ピーエーワークス)」。そんな同社が、働く女の子の青春や奮闘を描き人気となったのがいわゆる“お仕事シリーズ”だ。そして、その第2弾として2014~15年にかけて放送されたアニメーション業界が舞台の「SHIROBAKO」が、劇場版『SHIROBAKO』として本日2月29日より公開された。これを機に、同シリーズの魅力を振り返ってみたいと思う!

テレビシリーズから4年の月日が経ち、成長したみゃーもりたちの奮闘に注目! | [c]2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

旅館で働く女子高生たちのほろ苦い青春「花咲くいろは」

都会育ちの女子高生が仲居見習いとして働くことになったことから始まる青春劇「花咲くいろは」 | [c]花いろ旅館組合

まずは、シリーズの記念すべき第1弾として2011年に放送された「花咲くいろは」から。主人公は、東京で母と2人暮らしをしていた女子高生・松前緒花。彼女はある事情で石川県の祖母が経営する旅館・喜翆荘(きっすいそう)で、仲居見習いとして働くことになる。そんな緒花が、厳しい祖母・四十万スイや個性豊かな授業員たちとの仕事や交流を通して成長し、淡い青春を駆け抜ける姿をみずみずしく描いていく。

旅館には緒花と同い歳の、板前見習いの民子(みんこ)やアルバイトの仲居・菜子(なこ)もおり、彼女らとの友情や恋愛のこじれなど、10代特有の生々しいやり取りに共感した人も多いはず。また、民子による「ホビロン(“ほ”んとうに“び”っくりするほど“論(ろん)”がい)」や、緒花の「ぼんぼる(願いを叶えるために自分で頑張る)」といった名(?)セリフも話題となった。そして何より、お仕事シリーズの醍醐味である「頑張る女の子たちを応援したくなる」という最大の見どころが誕生した作品でもある。

国王に就任したヒロインの”町おこし“を描く「サクラクエスト」

将来に悩む5人の女性が町おこしに取り組む「サクラクエスト」 | [c]サクラクエスト製作委員会

お次は第2弾を飛び越えて、シリーズ第3弾で2017年に放送された「サクラクエスト」を紹介したい。寂れた田舎町・間野山を再興させるため、就職活動中の木春由乃、間野山観光協会で働く四ノ宮しおり、元女優の緑川真希、間野山で強い発言力を持つ商店会会長の孫・織部凛々子、WEBデザイナーの香月早苗の5人の奮闘を活写する。

間野山のミニ独立国・チュパカプラ王国の二代目国王に就任した由乃を中心に、それぞれが特技や経験を生かして様々な町おこしの企画を実践していく本作。その中で、地域住民とのトラブルやシビアな過疎問題などにも向き合い、地元民と外から来た人間との視点や価値観の違いにも言及している。そして、将来の目標に悩む小春や、女優という夢を一度諦めた真希など、5人が進むべき道に悩み選択していく青春ストーリーとしても楽しむことができる。

アニメを作る人々に迫った熱い群像劇「SHIROBAKO」

【写真を見る】劇場アニメ制作に向けて、決意の表情のみゃーもり | [c]2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

最後はまもなく劇場版が公開される「SHIROBAKO」。物語は、アニメ制作会社の制作進行として働く宮森あおい、アニメーターの安原絵麻、新人声優の坂木しずか、CGクリエイターの藤堂美沙、脚本家志望の大学生・今井みどりら夢を追う5人の若い女性を中心に展開される。監督、アニメーター、声優、脚本家などなど、アニメを作っていくうえで関わる様々な職業と業界の人々が登場し、1本のアニメの完成を目指して日々の業務に取り組むリアルな群像劇として注目された作品だ。

一方で、ギリギリの納品スケジュールや作業を遅らせてしまう監督、トラブルメーカーのスタッフなど、仕事で起こりうる世知辛い“あるある”もきちんと描き、アニメーション業界にかかわらず、多くの働く人たちの共感も獲得した。また、後半では、「なぜアニメを作るのか?」というテーマに主人公のあおいが思い悩む姿にも触れられ、彼女が自分なりの答えを見つけていくドラマも大きな見どころに。予測不能な人間ドラマと、アニメの制作過程で起きる波乱な展開の数々に引き込まれながらも、登場人物が懸命に良い作品を作ろうとする姿に熱い感動がこみ上げてくる。

新キャラ・宮井楓も登場!宮森あおい(通称みゃーもり)と共に劇場アニメ制作に挑む! | [c]2020 劇場版「SHIROBAKO」製作委員会

テレビ放送終了から約5年の時を経て、ついに公開される劇場版『SHIROBAKO』。本作では、作中で4年の時が経過し、成長した宮森たちが劇場用アニメの制作に挑む姿が描かれる。果たして、本作ではどのような難題が待ち受けているのか?そして作品は無事完成するのか…?彼女たちを応援しつつ、劇場でその行く末を確かめたい!

文/リワークス(加藤雄斗)

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