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チケットは即完売!宮崎駿の名作「風の谷のナウシカ」が“新作歌舞伎”に登場<写真10点>

2020年2月19日 17:30

これまでも、日本の伝統芸能と、人気漫画「NARUTO -ナルト-」の世界を融合するなど、斬新な取り組みで話題を呼んでいる新作歌舞伎。2019年12月の公演では、スタジオジブリの協力を得て、宮崎駿監督の初期の代表作「風の谷のナウシカ」を、歌舞伎で初実写化した。チケットは即完売となったこの大ヒット舞台を、映画館で前編・後編の二部構成として上映する『新歌舞伎 風の谷のナウシカ』ディレイビューイングが、一週間限定で公開されている。(前編は公開中、後編は2月28日公開)。歌舞伎版“ナウシカ”とは、一体どんなものなのだろうか。舞台の写真を交えてご紹介!

宮崎駿の「風の谷のナウシカ」が新歌舞伎として登場! | [c]松竹株式会社

今作では、映画版『風の谷のナウシカ』(84)では描ききれなかった、宮崎駿原作による全7巻の同名漫画をもとに、人知を超えた腐海の謎や、2大国家の戦争の行方、主人公ナウシカが抱える心の闇など、壮大かつ深遠な物語が余すことなく語られる。原作に魅了され、この企画を5年がかりで実現させたのは、歌舞伎俳優・尾上菊之助だ。彼がすべての生き物を愛する風の谷の姫ナウシカを演じ、誇り高きトルメキアの皇女クシャナを中村七之助が演じている。

原作はファンタジー色の強いビジュアルだが、今回は衣装なども日本風にアレンジしている。ナウシカの“青き衣”には、雲や鳥をあしらった和服の生地を使用。さらに風を感じる軽やかな袖飾りも。軍人や村人たちも日本古来の民族衣装をイメージした和装でそろえている。

午前の部と午後の部に分けて公演が行われた新歌舞伎は、劇場にて前編・後編で上映される | [c]松竹株式会社

原作の漫画全7巻分を、初めて歌舞伎で演出した | [c]松竹株式会社

ナウシカがかわいいキツネリスのテトと出会う場面や、胞子が舞う腐海で王蟲(オーム)と対話する場面、おぞましい巨神兵が目を光らせながら現れる場面など、映画でもインパクト大だった名シーンも、大がかりな舞台装置やホログラムを駆使して臨場感たっぷりに表現。また、久石譲作曲のおなじみの劇中曲が、和楽器により情感豊かに演奏される。まるで絵巻物のような舞台演出が続いていき、飽きさせない。

腐海に生息する王蟲(オーム)も、忠実に再現された『新歌舞伎 風の谷のナウシカ』 | [c]松竹株式会社

そして、もちろん歌舞伎ならではの演技も随所に登場!メーヴェで空中を舞うナウシカが切る「見得」、クシャナに敵軍が襲い掛かる「立廻り」、王蟲の培養槽で賢者ユパが水を浴びながら戦う「本水」、王蟲の殻や鱗を使ってナウシカが悲しく舞う「長唄舞踊」。いずれも伝統的な歌舞伎味あふれる大きな見せ場となっている。

伝統的な「本水」が用いられ、迫力のある演出 | [c]松竹株式会社

歌舞伎に触れてみたいという人も、映画『風の谷のナウシカ』の続きが観たいという人も、この貴重な機会を見逃す手はないぞ!

文/トライワークス

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