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テレンス・マリック監督の映像美が彩る夫婦の絆…『名もなき生涯』本編映像が解禁

2020年2月6日 19:45

カンヌ国際映画祭で絶賛を集めた『名もなき生涯』の本編映像が到着
カンヌ国際映画祭で絶賛を集めた『名もなき生涯』の本編映像が到着[c]2019 Twentieth Century Fox

『シン・レッド・ライン』(98)と『ツリー・オブ・ライフ』(11)でアカデミー賞監督賞に2度ノミネートされた巨匠テレンス・マリック監督が、長編10作目にして初めて実在の人物を描いた『名もなき生涯』(2月21日公開)。このたび本作から、いまなお深化するマリック監督の映像美を堪能できる本編映像が到着した。

本作の舞台は第二次世界大戦時、ナチスドイツの統治下に置かれたオーストリアの美しい村。最愛の妻ファニと3人の娘たちと暮らす農夫のフランツは戦地へと駆り出されるが、自らの信念からヒトラーへの忠誠を頑なに拒み収監される。裁判を待つフランツをファニは手紙で励ますのだが、ファニ自身も村でひどい仕打ちを受け始めてしまう…。

このたび解禁された本編映像に収められているのは、アウグスト・ディール演じる主人公のフランツと、ヴァレリー・パフナー演じるファニの出会いと、平穏で幸せな生活の様子。本読みの段階から呼吸もぴたりと合っていたというディールとパフナーは、マリック監督の徹底的にこだわり抜く撮影法によって、仲睦まじい夫婦としての空気感をさらに深めたのだとか。

「照明もなく自然光だけで撮影したし、どこに行っても完璧に整えられていた。おかげで役になり切ることができたし、演技をしているのも忘れてしまった。まるでその瞬間を生きているような感じだった」とパフナーは振り返る。またディールも「完成した映画を観たら、脚本に書かれたものだけでなく、僕とヴァレリーが即興で作ったシーンがそのままたくさん使われていたんだ。テレンスは“一緒に映画を作ってもらいたい”と思っていたんだ」と語った。

世界にふたたび戦争の足音が響きはじめようとしているいま、信念に殉じた知られざる男の生涯を通してマリック監督が人々に問いかける多くのテーマが込められた本作。魂を揺さぶるそのストーリーはもちろんのこと、神の存在を身近に感じさせる雄大な自然と美しい光を、是非とも劇場のスクリーンで味わってほしい。

文/久保田 和馬


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