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ラジオ体操を拒否してクビになった田中さんを追ったドキュメンタリーとは?

2011年6月28日 14:00

30年もの間、解雇した会社の前で歌い続ける田中さん
30年もの間、解雇した会社の前で歌い続ける田中さん

誰もが学校などで一度はやったことがあるであろうラジオ体操。夏休みの早朝に児童が集まって行われている光景など、ラジオ体操といえばどこか牧歌的なイメージを思い浮かべる人が多いはず。だが、毎朝のラジオ体操を拒否したために、会社を解雇されたある男がいた。その男に迫ったドキュメンタリー映画が7月2日(土)から公開される。タイトルはずばり『田中さんはラジオ体操をしない』だ。

大手電気会社に勤めていた田中哲郎さんは、社員に課せられた毎朝のラジオ体操を拒否したため会社を解雇される。それ以来、抗議のために30年もの間、その会社の前で毎朝プロテストソングを歌っている。オーストラリアの女性監督マリー・デロフスキーがその活動をインターネットで偶然見つけ、田中さんに興味を持ち、本作が撮影されることになった。

映画では、ギターを手にした田中さんが会社の前で、「長いものに巻かれるな、いじめをなくせ」など自作の曲を歌う姿はもちろん、様々な抗議活動を行う彼の支援者たちの姿も写される。そこから“自分自身に正直に生きることは、どのような代償があるのか?”といった問いが生まれていく。

しかし、本作で一番注目したいのは田中さんのユニークなキャラクターだ。長髪にテンガロンハットの独特なたたずまい、鍛錬のために木刀を振る姿、自称シンガーソングファイターとしての音楽活動。バイタリティーにあふれ、我が道を行く田中さんの姿を収めた本作を見れば、明日への活力がチャージできるかもしれない。【トライワークス】

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