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映画ニュース 2019/12/29 20:30

サム・ロックウェルがクリント・イーストウッドに共鳴!『リチャード・ジュエル』出演を決めた理由とは?

現代ハリウッドを代表する巨匠クリント・イーストウッド監督が、1996年のアトランタ五輪の最中に起きた爆破事件を題材にした最新作『リチャード・ジュエル』が2020年1月17日(金)から公開される。本作で弁護士ワトソン・ブライアントを演じたサム・ロックウェルには、出演を決めた3つの理由があったという。

弁護士ワトソンを演じたサム・ロックウェルのインタビューを独占入手!
弁護士ワトソンを演じたサム・ロックウェルのインタビューを独占入手![c]2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

本作でロックウェルが演じるのは、主人公リチャード・ジュエルがかつて働いていた会社で知り合った一匹狼の弁護士ワトソン。事件の第一発見者からたちまち容疑者になってしまったリチャードは法的な助言が必要だと知り、約10年ぶりにワトソンに連絡をする。そしてワトソンは、メディアや国家権力によって名誉やプライバシーを奪われてしまったリチャードの潔白を信じ、無謀だと知りながらも立ち上がることに。

「この役を演じたいと思ったのは、まずはクリント・イーストウッドの存在だ。そしてポール・ウォルター・ハウザーがリチャード役を演じると聞いて、まさに適役だとワクワクしたんだ。それに僕はこのワトソン・ブライアントというキャラクターがとても気に入ったんだ。これまで演じてきた役柄とは違うし、とても頭のいい男。すごく興味深いキャラクターだと思った」と、ロックウェルは本作に惹かれた理由を告白。

【写真を見る】巨匠イーストウッドが描く新たな“実話”は、テロの容疑者にされた英雄の物語
【写真を見る】巨匠イーストウッドが描く新たな“実話”は、テロの容疑者にされた英雄の物語[c]2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

とりわけロックウェルを魅了したのは、ワトソンとリチャードの関係性だという。「ワトソンには父親のような雰囲気があり、典型的な兄貴タイプでもある。2人の間には友情があるが、同時に師弟関係なようなものも芽生えてくるんだ。その関係が、この映画の中心にあると思う」と明かすロックウェルは、撮影開始前にリチャード役のハウザーと3日間にわたって一緒に過ごし、本読みを行ったり方言指導を受けたのだという。「あの時間があったから僕とポールは絆を築けた。それはスクリーン上からも伝わるはずだ」。

また撮影前には、いまも健在でリチャードの母ボビと親しくしているワトソン本人に会いに行ったロックウェル。「彼はテネシー・ウィリアムズの戯曲に出てきそうな、古き良き南部のキャラクターの現代版といった印象だった」と振り返り、「僕は彼と彼の奥さんと7時間ぐらい過ごし、彼に取材をしただけでなく僕のセリフを録音してもらったんだ。それは役作りにとても役に立ったよ」と明かした。

初タッグとなったロックウェルとイーストウッドの化学反応は、是非とも劇場で!
初タッグとなったロックウェルとイーストウッドの化学反応は、是非とも劇場で![c]2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

そして、これが初めてのタッグとなったイーストウッド監督の印象については「俳優もやっている監督はとても気を遣ってくれる。クリントもすごく思いやりのある監督で、俳優たちを信頼して自由に演じさせてくれたんだ」と感謝の意を表す。さらに「彼は不正について、そして普段は過小評価されているけど、いざという時に力を発揮するリチャードのような人物についてのストーリーを書くことに関心を持っている。そういうところが素晴らしいと思う」と、イーストウッド監督が本作で描こうとしたテーマに共鳴した。

悪徳警官を演じた『スリー・ビルボード』(17)で第90回アカデミー賞助演男優賞を受賞し、ジョージ・W・ブッシュ大統領役を演じた『バイス』(18)でもアカデミー賞候補に挙がり、『ジョジョ・ラビット』(2020年1月17日公開)での好演も本国で絶賛されるなど、近年ますます演技派俳優としての地位を確たるものにしているロックウェル。イーストウッド監督も「完璧にこなしていた」と賛辞を贈るロックウェルの魂の演技を、是非とも劇場で目撃してほしい!

文/久保田 和馬

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