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今度は”BB級“ヒーロー!?ジェームズ・ガンが作るユニークで“クセ強すぎ”なヒーロー映画たち

2019年11月15日 07:30

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)が世界最高興収記録を打ち立てるなど、ヒーロー映画の全盛期とも言える現在。そんなご時世に中指を立てるかのように“もしもスーパーマンが邪悪だったら…”という題材を描いているのが、本日より公開となった『ブライトバーン/恐怖の拡散者』だ。

“もしスーパーマンが闇落ちしちゃったら”という恐怖を描いた『ブライトバーン/恐怖の拡散者』
“もしスーパーマンが闇落ちしちゃったら”という恐怖を描いた『ブライトバーン/恐怖の拡散者』[c] The H Collective

この意欲作の製作総指揮を務めるのが、マーベルとがっつりヒーロー映画を作ってきたジェームズ・ガン。思い返せばガンは、これまでもヒーローを題材に一筋縄ではいかないの数々の作品をつくり上げてきた男だ。ということで、彼のフィルモグラフィーをここで振り返っていきたい。

【写真を見る】おじさん、負け犬集団…ジェームズ・ガンの描くヒーローのクセがすごい(『ブライトバーン/恐怖の拡散者』)
【写真を見る】おじさん、負け犬集団…ジェームズ・ガンの描くヒーローのクセがすごい(『ブライトバーン/恐怖の拡散者』)[c] The H Collective

ヒーロー作品なのに一切戦わない!?『MISII メン・イン・スパイダー2』(00)

いい意味であまりにくだらないことから“Zムービー”と愛される作品を生み出してきた、トロマ・エンターテインメントでキャリアをスタートさせたガン。トロマ仕込みのホラーやブラックジョークを得意とする彼が、キャリアの初期に脚本を手掛けた『MISII メン・イン・スパイダー2』も、らしさが詰まったヒーロー映画だ。

本作は、世間からB級とバカにされるヘンテコなパワーを持つ落ちこぼれヒーロー戦隊“スペシャルズ”の姿を描くもの。アベンジャーズやジャスティス・リーグなどのスーパーヒーロー集団をパロッた作品だが、その大きな特徴は、ヒーローものにもかかわらず、なんと戦闘シーンが無いという点!

ではどんな作品なのかというと、スペシャルズが彼らをモチーフにしたフィギュアの出来栄えや新たにメンバー入りした女の子についてなどを話し合う、たわいのない会話ばかりが展開していくコメディだ。危機が訪れて、いよいよ戦うのかと思いきや…その戦いの様子をのちにヒーローの口から言葉で語らせて終わるという、ガンらしいユーモラスなアイデアが詰まった1作となっている。

“シャラップ、クライム!”冴えないおじさんがヒーローになり悪を討つ!『スーパー!』(10)

監督・脚本作『スーパー!』は、気弱で真面目な主人公フランクが、セクシーなドラックの元締めを追って家を出てしまった愛する妻を取り戻すため、自作のヒーロー“クリムゾンボルト”と名乗り、街にはびこる悪を始末していく…という内容のヴィジランテムービーだ。

お手製コスチューム&配管用レンチという姿でサイドキックのボルティーと共に街をパトロールしていくクリムゾンボルトだが、そんな手作り感満載の姿とは裏腹にレンチで頭をかち割ったりとやっていることはかなり凄惨であり、ゴア描写も満載。さらには列への割り込みや車へのいたずらなど、ちんけな悪人までも容赦なく半殺しにしたり…。

はたから見たら正義の名の下に行われる暴力としか思えないような行為を行うクリムゾンボルトの狂人っぷりなど、既存のヒーローものとは一線を画している問題作。ともあれ冴えないおじさんが、ムカつく悪人たちを片っぱしから叩きのめしていく姿は最高だ!

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