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役所広司、27時間宙吊りでアザだらけ。共演者から「愚痴1つ言わなかった」とリスペクトの嵐

2019年11月03日 19:10

『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』のワールドプレミアが開催

役所広司が主演を務め、『M:I‐2』(00)や「レッドクリフ」シリーズなどを手掛けたプロデューサーのテレンス・チャンが手掛けた日中合作映画『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』(11月15日公開)が、第32回東京国際映画祭特別招待作品として、11月3日にワールドプレミア上映された。役所、来日したテレンス・チャン、チャン・ジンチュー、リン・ボーホン、ユー・フェイ監督らがブルーカーペットを歩いたあと、舞台挨拶を行った。

本作は、標高8848メートル、氷点下83℃という過酷な条件下にある世界最高峰のエベレストを舞台に、圧倒的スケールと映像美で贈るスペクタクル・エンタテインメント大作だ。

多国籍のキャストや俳優陣との仕事について、役所は「現場は、中国語、北京語、広東語、英語とごちゃ混ぜの言葉が飛び交い、コミュニケーションは難しかったけれど、映画好きが集まって、最終的には映画という言語ですばらしいチームワークがとれたと思っています。前半では足をケガして、撮影スケジュールで迷惑をかけたことが、いまでも心残りです。でも、そういう僕をスタッフやキャストがいたわってくれて感謝しています」と礼を述べた。

さらに、過酷なロケについて役所は「ワイヤーアクションを初めてやりました。ジンチューさんを助けるシーンは、あまり(アクションが)上手くなかったので、彼女を助けるどころか、僕の体がアザだらけになってしまい、苦労しました。でも、映画ではちゃんと助けていますから、楽しみにしてください」とアピール。

そのシーンで役所は27時間、吊り下げられたままだったそうで、ジンチューは「役所さんは撮影中、なにも言わなかったんです。でも、終わってから、役所さんのわきの下を見たら、恐ろしいことになっていて。それを見て、役所さんは本当にプロフェッショナルな俳優だなと感動しました。撮影中は愚痴1つ言わず、常にニコニコしていたんです」と賛辞を送る。

もともと役所の大ファンだったというリン・ボーホンは「5分くらいの長回しのシーンでも、役所さんは台本を持たずに挑んでました。役所さんは、すべてのシーンの台詞を覚えていて、それを見た時、役所さんは、僕にとってのアイドルというか、神のような存在になりました」と興奮しながら役所を称えた。

テレンス・チャンも「僕も、もともと役所さんの大ファンで、いろいろな作品を観ていました。役所さんは脚本よりも鮮やかに役を演じられる方で、そういう要素をこの映画にももたらせてくれたので、とても感謝しています」と褒め称えた。

役所は「今日はたくさん褒められたので、うれしくて」と照れながら「先程、ひと言も愚痴を言わなかったとおっしゃられましたが、日本語で愚痴を言っていたからわからなかったんだと思います」とおちゃめな笑顔を見せると、会場は大爆笑。最後に「いろいろな国のスタッフ、キャストで作った映画です。美しい雪山の景色と美しい人間たちの心の模様を楽しんでください」と力強く締めくくった。

取材・文/山崎 伸子


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