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真っ赤なスーツの綾野剛、『楽園』鑑賞後の観客を「僕たちのことが心配になると思うけれど…」と思いやる

2019年10月18日 19:55

中村豪士役の綾野剛

映画『悪人』(10)や『怒り』(16)などの原作者、吉田修一の「犯罪小説集」を『64 -ロクヨン-』(16)などで知られる瀬々敬久監督が映画化した『楽園』の初日舞台挨拶が、10月18日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、村上虹郎、来日した劇伴作曲者のユップ・ベヴィン、瀬々敬久監督が登壇。上映後ということで観客からのネタバレありのティーチインも行われ、大いに盛り上がりを見せた。

『楽園』は、青田に囲まれたY字路で起こった少女失踪事件の12年後を描く。事件の容疑者として追い詰められていく青年、中村豪士役を綾野剛が、消息を絶った少女と事件直前まで一緒だった親友の湯川紡役を杉咲花が演じた。

最初にユップ・ベヴィンが劇中歌「愛華」をピアノで生演奏したあとで、舞台挨拶がスタート。派手な赤いスーツをまとった綾野は、村上から「今日、ライブですか?」とツッコまれると「僕も思ったよ。金髪と赤のスーツといったらね(笑)。いろいろ思うことがあったよ」と苦笑いし、会場は大爆笑となった。

「でも、映画を観終わったあとに、僕たちのことがきっと心配になる部分があると思うけれど…」と、綾野は重厚な映画の内容に触れ「ああ、(綾野たちが)まったく別人だと。違う人として生きているんだなと思ってもらえたらいいかなと。いま、考えたこじつけだけどね」と言って笑いを取った。

綾野は、本日初日を迎えた感想について「ようやく皆さんに託すことができるという想いが強いです。ここからは皆さんのものだなと。お仕事の最後の受け渡しができて、本当に良かったです」と安堵の表情を浮かべる。

杉咲はユップ・ベヴィンの演奏を聴いて、ヘビーな撮影を思い出したそうで「撮影した時は本当に苦しかったので、それが走馬灯のように蘇ってきました。自分にとっては、トラウマのような時間が正直あったりして…」とあふれる想いを吐露すると、綾野が「トラウマを作ってしまいましたか!」と笑う。

杉咲は「でも、この映画を観て、自分自身は救われたので、多くの人に観ていただけたらいいなと思います」と笑顔で語った。

取材・文/山崎 伸子




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