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『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などジブリ全作品が北米で2020年春配信、ワーナー傘下のHBO Maxで!

2019年10月18日 9:11

スタジオジブリ作品の北米配給を手掛ける映画会社GKIDSは10月17日、ジブリ長編全作品の、北米におけるストリーミング契約をHBO Maxと締結したと発表した。来年4月のサービス開始と共に『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』など21作品、『風立ちぬ』は2020年秋より配信開始される。

『もののけ姫』より | [c] 1997 Studio Ghibli - ND

HBO Maxは、ニュースチャンネルCNNやホーム・エンターテイメント専門有料チャンネルHBOなどを傘下に収めるワーナー・メディアが2020年春より開始するストリーミング・サービス。Netflixで最も人気があるコンテンツの一つとされるジェニファー・アニストン主演のシットコム「フレンズ」全話配信や、ワーナー・ブラザース映画製作のドラマシリーズ「バットウーマン」などのコンテンツに加え、元読売新聞記者の米国人ジャーナリスト、ジェイク・エーデルスタイン氏の著作「Tokyo Vice」のドラマ化には、アンセル・エルゴートと渡辺謙が出演することが発表されている。

HBO MaxのCCOのケビン・ライリーは、「スタジオジブリ作品は、息をのむような映画の世界観に没入できる映像体験です。エキサイティングで魅惑的、そして人間愛に満ちたすばらしい映画たちは世界中の人々の心を掴んできました。HBO Maxを通じて、より多くの人々に映画をお届けできることに喜びを感じています」とコメントを発表。そして、星野康二スタジオ・ジブリ代表取締役会長は、「HBO Maxを通じて、アメリカの観客の皆さまにスタジオジブリ全作品をお届けできることをうれしく思います。プレミアム・ストリーミング・サービスであるHBO Maxは、我々の作品にとって最適な“ホーム”となるでしょう。来春のサービス立ち上げによって、既存のジブリファンは過去作を心ゆくまで楽しむことができ、そして新しい観客のみなさまもジブリ作品に初めて触れることができるようになります」と述べている。

『となりのトトロ』 より | [c] 1988 Studio Ghibli

実は、この報道発表が行われた前日の16日には、米映画業界専門サイトのPolygonが、「ジブリ作品は劇場体験を大切にするため、ストリーミング配信は行わない」との記事を発表したばかり。スタジオジブリ作品は米国内でアマゾンやiTunesを含む全てのストリーミング配信を行っておらず、DVDやBlu-rayソフトでの鑑賞、そして米国で頻繁に行われている特集上映の際に映画館で鑑賞するのみだった。記事内では、今年初めにGKIDSの担当者から発せられた「スタジオジブリは全世界のいかなる地域でもダウンロードやストリーミング配信を行っていません。映画館で多くの人と体験を共有することを重要視しているからです」というコメントを掲載し、フィルムや手書きを大切にする宮崎駿監督の思想からも今後もストリーミング配信はないだろうと記事を締めていた。

HBO Maxは2020年春に北米でサービス開始予定。金額や日本を含む海外でのサービス展開はまだ発表されていない。また、2020年開館予定の「アカデミー・ミュージアム」では開館記念展示として北米初の大型展示企画「宮崎駿レトロスペクティブ(仮題)」を開催する。

文/平井伊都子

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