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夏帆&シム・ウンギョン出演の『ブルーアワーにぶっ飛ばす』など、良作を生むプロジェクト“TCP”とは?

2019年10月13日 13:30

CMディレクターとして活躍する箱田優子が監督を務めた『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(公開中)。映画初挑戦でありながら、夏帆、シム・ウンギョンら豪華キャストが集結し、香港、上海、ドイツ、台北と世界各地の映画祭で大きな注目を集めている本作。どのように生まれたのだろう?

世界各地の映画祭で大きな話題を集めている『ブルーアワーにぶっ飛ばす』
世界各地の映画祭で大きな話題を集めている『ブルーアワーにぶっ飛ばす』[c]2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会

30歳でCMディレクターとして活躍する砂田(夏帆)。充実の仕事と理解ある夫を持ち、恵まれた環境にいるにもかかわらず、口を開けば飛び出すのは毒ばかりという心の荒んだ日々を送っていた。ある日、病気の祖母を見舞うために、自由奔放な親友の清浦(シム・ウンギョン)を連れて大嫌いな故郷へ帰ることになり、理論武装が通用しない家族の前で、化けの皮を剥がされていくことに…というストーリーとなっている。

大嫌いな故郷への里帰りをきっかけに本当の自分に出会っていく様子を描く
大嫌いな故郷への里帰りをきっかけに本当の自分に出会っていく様子を描く[c]2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会

第22回上海国際映画祭のアジア新人部門で、最優秀監督賞&優秀作品賞に輝くなど、クオリティの高さで絶賛を集めた本作だが、当然といえば当然。というのもこの作品は、TSUTAYA発の映像クリエイターと作品企画の発掘プログラム「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」で、2016年に審査員特別賞に選ばれた企画なのだ。

“本当に観たい映画作品企画”をプロ・アマ、年齢、性別、国籍など一切の制限なく募集するこのプロジェクトでは、受賞作品には5000万円を超える製作費と制作体制のバックアップという恵まれた環境が与えられ、過去にも長澤まさみと高橋一生が共演を果たした『嘘を愛する女』(18)や、池田エライザ主演でTVドラマ化もされた『ルームロンダリング』(18)といった話題作が公開されてきた。

主人公・砂田の母親役を演じているのは南果歩
主人公・砂田の母親役を演じているのは南果歩[c]2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会

本作でも、メインキャストの2人のほかにも、渡辺大知、黒田大輔、嶋田久作、ユースケ・サンタマリア、でんでん、南果歩という実力派俳優たちが出演。さらに撮影は『万引き家族』(18)で日本アカデミー賞最優秀撮影に輝いた近藤龍人、音楽はミュージシャンの松崎ナオといった一流のスタッフがそろい、優れた企画をよりハイクオリティなものへと高めている。この待遇には、箱田監督も「初長編初演出にもかかわらず、力あるキャスト・スタッフで映画化、全国公開…なんて、あまりに出来すぎた話ですが、まさかの現実です。マジかよと思ってます」とコメントしている。

CMディレクターとして活躍する箱田優子監督の映画初監督作品となる
CMディレクターとして活躍する箱田優子監督の映画初監督作品となる[c]2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会

『ブルーアワーぶっ飛ばす』以降も、この企画から生まれた、三浦貴大と成海璃子主演の『ゴーストマスター』が12月6日(金)より公開されるほか、様々な企画が進行中。また「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」も今年から募集体制が変わったり、1次審査通過後、その後の選考に残らなかった企画を、映画関係者だけが閲覧可能なWEBサイトに登録できるサービスも始まるなど、ますますの盛り上がりを見せている。クリエイターの門戸を開くこのプロジェクトをきっかけに、より良い作品が多く生み出されていくことに期待大だ!

文/トライワークス

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