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今年の秋は映画館で“読書の秋”!『影踏み』『楽園』など名作家の小説が続々映画化

2019年9月30日 20:00

【写真を見る】小説実写化作品で“映画の秋”と“読書の秋”を同時に楽しめる! | [c] 2019「影踏み」製作委員会

例年にも増して大ヒット作が相次いだ夏が終わり、ついに始まった令和最初の秋。今年の秋に公開される日本映画のトレンドは「日本を代表する名作家たちの小説の実写化」。いずれも名実ともにトップクラスの作家のベストセラー小説を原作に、実力派監督がメガホンをとり、豪華キャストが共演。大きな話題を博すこと間違いなしの日本映画4作品を、一挙に紹介していきたい。


『蜜蜂と遠雷』

まずは「六番目の小夜子」や「夜のピクニック」で知られる人気作家・恩田陸が直木賞と本屋大賞のダブル受賞を果たした同名小説を、『愚行録』(17)の石川慶監督が映画化した本作。国際ピアノコンクールを舞台に、才能あふれる4人の若き天才ピアニストたちの挑戦と成長を描きだす。

かつて天才少女と呼ばれた栄伝亜夜役を演じる松岡茉優、サラリーマン奏者の高島明石役を演じる松坂桃李をはじめ、『レディ・プレイヤー1』(18)でハリウッドデビューを果たした森崎ウィンや新進俳優・鈴鹿央士の共演はもちろんのこと、現役の一流ピアニストたちが手がける劇中音楽にも注目。高音質の映画館で“音楽の秋”も同時に楽しんでほしい本作は10月4日(金)から公開される。

史上初めて直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸の同名小説を映画化した『蜜蜂と遠雷』 | [c]2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会


『楽園』

つづいては「悪人」や「怒り」など、数多くの著作が映像化されている芥川賞作家・吉田修一の最高傑作と評される「犯罪小説集」を、『64-ロクヨン-前編』(16)で第40回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した瀬々敬久監督が映画化したサスペンス大作。

ある地方都市で起きた少女失踪事件から12年の時を経て、再び同じ場所で起こった事件によって交差し合う人々の姿を描きだす。主演の綾野剛をはじめ、杉咲花、佐藤浩市、村上虹郎、柄本明ら豪華キャストの共演と、RADWIMPSの野田洋次郎が作詞・作曲を務め上白石萌音が歌う主題歌にも注目だ。『楽園』は10月18日(金)公開。

吉田修一の“最高傑作”と名高い「犯罪小説集」を映画化した『楽園』 | [c]2019「楽園」製作委員会


『マチネの終わりに』

1998年に23歳の若さで芥川賞作家となった平野啓一郎が2015年に連載を開始し、累計発行部数30万部を突破した同名恋愛小説を『容疑者xの献身』(08)や『真夏の方程式』(14)で多くの映画ファンから絶大な支持を集める西谷弘監督が映画化した本作。

東京・パリ・ニューヨークの3都市を舞台に、たった3度しか会ったことのない音楽家とジャーナリストの男女の切ない物語が描かれていく。福山雅治と石田ゆり子の初共演、そして純文学としての世界観をかもし出す全編フィルムカメラによる撮影。原作同様に世代を超えて支持を集めること間違いなしだ。『マチネの終わりに』は11月1日(金)公開。

『マチネの終わりに』は11月1日(金)より公開 | [c] 2019 フジテレビジョン アミューズ 東宝 コルク


『影踏み』

そして日本ミステリー界の大家にして警察小説の旗手として知られる横山秀夫が、犯罪者側を主人公にした異色の犯罪ミステリー小説を『起終点駅 ターミナル』(15)や『花戦さ』(16)の名匠・篠原哲雄監督が山崎まさよしを主演に迎えて映画化した本作。

深夜の民家に忍込み盗みをはたらくプロ“ノビ師”の真壁修一は、ある日忍び込んだ先で偶然事件に遭遇し逮捕されてしまう。それから2年後、出所した修一はなぜ自分が逮捕されたのか、なぜあの日の侵入がバレていたのかという疑惑を抱き、相棒であり弟の啓二とともに事件の真相を求めて行動を開始することに…。

横山小説の中でも小説的な表現ゆえに“唯一映像化不可能”と言われてきた原作が、『8月のクリスマス』(05) 以来14年ぶりに映画主演を務める山崎をはじめ、尾野真千子北村匠海、竹原ピストル、滝藤賢一、大竹しのぶら実力派俳優達の共演でどのように映像化されているのか。期待は高まるばかりだ。『影踏み』は11月15日(金)より公開。

山崎まさよしが14年ぶりに映画主演!ある事件の真相を追うスゴ腕の泥棒に | [c] 2019「影踏み」製作委員会


日本では10月28日(月)から東京国際映画祭が開催され、ハリウッドでは来年のアカデミー賞に向けた賞レースが本格化するなど、映画ファンにとってはとくに楽しみな季節である秋。本を読むのが苦手だという人も小説を読む時間がないという人も、この機会に名作家たちが紡ぎだした物語の世界に浸り、“読書の秋”と“映画の秋”を同時に楽しんでみてはいかがだろうか。

文/久保田 和馬




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