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草なぎ剛と香取慎吾の魅力を監督が熱くトーク、『凪待ち』×『台風家族』コラボ舞台挨拶

2019年9月23日 19:29

『台風家族』と『凪待ち』のコラボ舞台挨拶に登壇した市井昌秀監督と白石和彌監督

現在公開中の草なぎ剛主演映画『台風家族』と、香取慎吾主演映画『凪待ち』のコラボ舞台挨拶が、9月23日にkino cinema 横浜みなとみらいで開催され、『台風家族』の市井昌秀監督と『凪待ち』の白石和彌監督が登壇。2人は映画の撮影秘話や、主演を務めた草なぎ、香取の魅力を存分に語り合った。

『台風家族』は、出演者の1人である新井浩文被告が2月に逮捕、起訴されたため公開が危ぶまれたが、無事9月6日より3週間限定での公開がスタート。本日、全国各地で続映が決定し、新規上映館も増えたことが市井監督の口から発表された。

市井監督は「皆さんが公開を後押ししてくださいました。公開して18日目で、本来なら26日(木)で終わる予定でしたが、多くの方から延長を望む声をいただきまして、上映の延長も決まりました」と言うと、観客席から「やったあ!」と声が挙がる。

白石監督も「おお、すばらしい!おめでとうございます」と大喜びした。白石監督もピエール瀧の逮捕により『麻雀放浪記2020』(19)が同じように公開危機に陥った経験もあるので、感慨もひとしおだったよう。「上映しちゃいけない映画ってないんです。有料コンテンツだから。でも、映画にとって一番重要なことは、観てくれる方がいてくれること。皆さんが声を上げてくださったから。僕からもありがとうございました」。

『台風家族』は、『箱入り息子の恋』(13)の市井監督が12年の構想を経て完成させた、ブラックユーモアたっぷりのヒューマンドラマ。10年ぶりに集まった兄弟たちが、銀行強盗をしたまま行方をくらました両親の仮想葬儀を発端に、遺産相続争いを繰り広げる。

『凪待ち』は、『孤狼の血』(18)や『麻雀放浪記2020』(19)の白石和彌監督によるヒューマンサスペンス。香取はギャンブル依存症の木野本郁男役として汚れ役に初挑戦した。

白石監督は、『台風家族』を観た感想について「作り手側から言うと、よくぞ”台風”を選んだなと。単純に大変なんです。雨を降らせなければいけないし。それを果敢にやったことで、映画ならではのギミックとして、すごく純度が高いものとなりました」と絶賛する。「また、役者が揃っていくのもすごく楽しかった。草なぎくんはもちろん、MEGUMIさん、(中村)倫也くんとか。腫れ物に触る感じで言ってないかもしれないけど、新井(浩文)くんも改めていい役者だなと思いました」。

『台風家族』の草なぎと、『凪待ち』の香取が演じた役柄に共通するクズ男についても盛り上がった2人。白石監督が「草なぎさんは、オールマイティに演じられる感が強かったので、この役はできるだろうなという直感はありましたが、立ち姿は昔の銀幕のスターみたいで、ほわっと光が当たっている感じ。それは、香取さんと仕事をした時にも思ったのですが、基本、グループでやっていたころから“地”が強い。今回もいい意味で、燃えてやってたんだろうなというのが手に取るようにわかりました」と2人の存在感と演技を称えた。

市井監督も『凪待ち』の香取慎吾について「最後の最後で、香取さんと、(演じた)郁男が同化しちゃう。もう、香取さん自身で、感動しちゃう。また、白石監督の手腕でもありますが、『凪待ち』は静かな映画だけど、香取さんが実はいろいろと動いてる。ずっと香取さんがのたうちまわっている。もう感嘆です」とうなった。

さらに「もちろん、草なぎさんも僕が思っている以上の小鉄(役名)をやってくれた。草なぎさん自身、宇宙人みたいによくわからない人で、そこが反映されている」と独自の表現で草なぎを褒め称えると、白石監督も大いにうなずいた。


『台風家族』は、池袋シネマ・ロサ、kino cinema立川髙島屋S.C.館、kino cinema横浜みなとみらい、盛岡中央劇場、大垣コロナシネマワールド、大津アレックスシネマ、福山コロナシネマワールド、イオンシネマ幕張新都心、イオンシネマ春日部、イオンシネマ高崎、イオンシネマ新潟南、イオンシネマ天童、イオンシネマ鈴鹿、イオンシネマ津南、イオンシネマ佐賀大和で4週目以降の続映が決定。また、新規上映館ではヒューマントラストシネマ渋谷で9/27(金)から、テアトル新宿で10/5(土)から上映される。

取材・文/山崎 伸子

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