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「ビバヒル」ディラン役ルーク・ペリーとの共演にキャストも感激!遺作『ワンハリ』はファン必見

2019年9月07日 16:45

ルーク・ペリーとの共演にディカプリオとピットが大感動!

レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットを初共演させ、2人の友情と絆を軸にハリウッド黄金時代の光と闇に迫ったクエンティン・タランティーノ監督の長編映画9作目となる「ワンハリ」こと『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が現在公開中。このたび、本作が遺作となったルーク・ペリーを配役したタランティーノ監督のリスペクトあふれる逸話と、共演に大興奮したディカプリオとピットのエピソードが到着した。

リック・ダルトン(ディカプリオ)は人気のピークを過ぎたテレビ俳優で、映画スター転身の道を目指し焦る日々が続いていた。そんなリックを支えるクリフ・ブース(ピット)は彼に雇われた付き人でスタントマン、そして親友でもある。目まぐるしく変化するハリウッドで生き抜くことに精神をすり減らしているリックに対し、いつも自分らしさを失わないクリフは強い友情で結ばれているが、時代は大きな転換期を迎えようとしていた。そんなある日、リックの隣に時代の寵児であるロマン・ポランスキー監督と新進の女優、シャロン・テート(マーゴット・ロビー)夫妻が越してくる。リックは再び俳優としての光明を求め、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演する決意をするが、1969年8月9日にそれぞれの人生を巻き込んだ、映画史を塗り替える事件が起こる…。

この夏公開されるメジャースタジオ映画のなかで唯一のオリジナル脚本作品で、「ハリー・ポッター」シリーズや『ゼロ・グラビティ』(13)などを手掛けた本作のプロデューサーであるデヴィッド・ハイマンが「クエンティン作品の中でも極めてユニークかつ最も感情がこもった作品」と評する本作は、タランティーノが実際に育った当時のハリウッドと、いまや失われてしまったハリウッドを描き、5年もの歳月を費やして脚本執筆。「映画を10作撮ったら監督を引退する」と公言するタランティーノの“最後から2番目の監督作”とされているが、本作完成後のキャンペーン中にタランティーノ自身が「この作品で最後にする」と発言するほど、シリーズ大作やリメイクがメインストリームである現在のハリウッドに対して、監督、脚本、製作を一手にこなすフィルムメイカーのタランティーノが己の映画人生を賭け、一矢報いる渾身の作品となっている。

そんな作品にタランティーノ監督が熱烈な出演オファーを送ったのが、今年3月に脳卒中のため54歳という若さで急逝したルーク・ペリーだ。ルークといえば1990年からテレビドラマとして放送され、“ビバヒル”の愛称で親しまれた「ビバリーヒルズ高校白書」と「ビバリーヒルズ青春白書」のディラン・マッケイ役でお馴染みの俳優。近年では、若者を中心に人気を博す青春ドラマ「リバーデイル」への出演や、リブートが発表された“ビバヒル”の出演が待望されるなど、今後のさらなる活躍を期待されていたなかでの突然の訃報は世界中に大きな衝撃と悲しみをもたらした。

訃報を受け、世界中のファンならびに著名人が哀悼の意を表したが、そのなかのひとりが本作でルークと共演を果たしたレオナルド・ディカプリオである。ルークの大ファンだったディカプリオは「ルーク・ペリーは優しい心の持ち主で素晴らしい才能に溢れたアーティストでした。彼と一緒に働くことができたことを誇りに思います。彼と彼が愛した方々にお悔やみ申し上げます」とSNSを通して追悼コメントを送るとともに、「オー・マイ・ゴッド、あのルーク・ペリーがいるぞ!ってドキドキしちゃったよ」と撮影現場で対面したときのことを振り返っている。また、同じくルークの大ファンで初対面した際には「見ろよ、ルーク・ペリーだぞ!」と思わずディカプリオに叫んでしまったというピットは、「当時のティーンエイジャーにとって、ルークは“クールさの象徴”のような存在だったんだ。彼との共演は、すごく不思議な感覚で興奮が止まらなかったよ」と、ルークとの共演に思いを馳せていた。

そのルークは遺作となった本作で、テレビドラマシリーズ「対決ランサー牧場」のスコット・ランサー役を演じた実在の俳優ウェイン・マウンダーを演じており、劇中ではディカプリオ演じるリックが同シリーズにゲスト出演するシーンが描かれている。「ジャングル・ボーイ」の名でプロレスラーとして活躍する、ルークの息子のジャックは、同じくプロレスラーとして活躍するクリス・ジェリコのポッドキャストに登場し「タランティーノは“この役のために君のお父さんを選んだんだ”と言ってくれたんです。彼は父がこの役に適任だと確信していたんだと思います」とテレビ俳優として一世を風靡したルークを、当時、テレビ俳優として活躍していたウェイン役に起用したタランティーノとの会話を明かした。

また、ジャックは父のルークが主演を務めていたテレビ映画『グッドナイト・フォー・ジャスティス(原題)』という作品が好きだったことや、ルークがカウボーイ役を演じることが好きだったことを振り返り、本作でカウボーイ役として登場する父親が本当にぴったりであったと語る。そして、ルークは「自分が出演する映画、もしくはフッテージに息子も出てほしい」と望んでいたとを明かし、父親の希望に答え、本作でジャックが父のルークと最初にして最後の親子共演を果たしたことをポッドキャストで告白した。

ジャックによれば、ルークは「タランティーノ映画のような大きな作品にこの先出ることはないだろう」と本作の出演を喜んでいたそうだが、本当に映画出演が叶わなくなってしまった寂しさも語った。そして、本作のLAプレミアの日にジャックは、父、ルークの顔がアップになった本作の看板にのぼって哀悼の意を示し、その動画を自分のインスタグラムにアップして父のルークを追悼した。

映画そしてテレビドラマへの愛溢れるタランティーノの熱烈なオファーによってルーク・ペリーの魅力が存分に発揮された本作。レオナルド・ディカプリオやブラッド・ピット、クエンティン・タランティーノ監督といった名優、名監督からも愛されたルークの遺作を、ぜひ見届けてほしい!

文/編集部


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