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香取慎吾が獣のように感情を爆発させる!明るさ封印の“汚れ姿”が新鮮すぎる<写真12点>

2019年6月28日 17:30

慎吾ママや「こち亀」の両さんなど、ハッチャケたキャラクターを演じてきたことから、ハイテンションで活発なイメージの強い香取慎吾。事務所移籍後はアーティスト活動を精力的に行い、個展を開くなど多彩な一面も持っている。そんな彼が主演を務める『凪待ち』(公開中)では、新境地に足を踏み入れて、ギャップあふれる姿を披露している。

これが“慎吾ちゃん”?イメージを一蹴する演技を見せている香取慎吾 | [c]2018「凪待ち」FILM PARTNERS

『凪待ち』は、これまで『凶悪』(13)や『孤狼の血』(18)などで、人の業やダークな一面をあぶり出してきた白石和彌が監督を務める人間ドラマ。人生につまづいた男が恋人とその娘と共に彼女の故郷で再出発をはかるも、小さなほころびが取り返しのつかない事件を招いてしまう。そんな不条理で悲劇的な状況でも再生しようともがく男の姿が、白石監督らしい容赦ない描写でつづられていく。

【写真を見る】香取慎吾が汚れまくりのダメ男に<写真12点> | [c]2018「凪待ち」FILM PARTNERS

香取が演じるのは、ギャンブル好きで毎日をふらふらと過ごすだけのろくでなしの郁男。目には覇気がなく、無精髭を生やし髪はボサボサというかつてないほど汚れた風体には、アイドル時代のさわやかな面影は消し去られ、どこか達観した男の渋さがムンムンと漂う。恋人・亜弓(西田尚美)の娘である美波(恒松祐里)から「結婚しよって言えば」と促されても「言えないよ、仕事もしてないのに」と諦めたような心無いトーンで答えたりと、男の抱える虚無感や渋さをその表情とセリフ回し、佇まいで見事に体現している。

香取が演じるのは、ギャンブル好きで毎日をふらふらと過ごすだけのろくでなしの郁男 | [c]2018「凪待ち」FILM PARTNERS

しかし物語の途中、恋人の亜弓が事件に遭うと一変、胸につかえていた感情を爆発させ、一気に生臭さを帯びていく郁男。自分のせいで亜弓が殺されたと自責の念を覚え、周りからは犯行を疑われ…と拍車がかかる絶望的な状況に自暴自棄になり「俺なんて死んだ方がいいんだ!」とわめきながら暴れまわる姿はまるで獣のよう。映画の前半と後半で真逆とも言える姿を表現する香取の演技の振り幅は圧巻の一言だ。

映画の前半と後半で全く違う姿を見せている香取 | [c]2018「凪待ち」FILM PARTNERS

いわゆる“慎吾ちゃん”的イメージを拭い去り、男の情けなさや狂気を生々しい演技で表現している香取慎吾。国民的アイドルとしてのイメージを脱し、新たなステージに達した彼の演技には、ファンならずとも度肝を抜かれることだろう。

文/トライワークス

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