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役所広司が上海国際映画祭に初参加!『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』

2019年6月17日 4:00

第22回上海国際映画祭で役所広司はレットカーペットイベントと記者会見に臨んだ

『孤狼の血』(18)で、アジア全域版アカデミー賞の第13回アジア・フィルム・アワード最優秀主演男優賞受賞を受賞した名優の役所広司と、『M:I-2』(00)や「レッドクリフ」シリーズなどを手掛けたプロデューサーのテレンス・チャンがタッグを組んだ『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』が今年11月に公開される。このたび、今年で22回目を迎えた上海国際映画祭で本作の先行プレミア上映が行われ、役所、テレンス、共演のチャン・ジンチューとリン・ボーホン、ユー・フェイ監督が集結したレッドカーペットイベントと記者会見が開かれた。

ネパール東部と中国国境に接するヒマラヤ山脈中の、世界最高峰であるエベレストを舞台にした本作。地域の平和を維持するため「ヒマラヤ公約」を締結することにしたヒマラヤ周辺国家だったが、その矢先、平和的局面を脅かす機密文書を乗せた飛行機が、エベレスト南部に墜落する。ヒマラヤ救助隊“Wings”の隊長である、役所演じる姜(ジャン)は、かつてエベレストで恋人をなくした過去を持つ隊員のシャオタイズー(ジンチュー)とヘリパイロットのハン(リン)と共に、機密文書を探すことに。しかし、姜たちWings隊は、その捜索活動により、世界規模の陰謀に巻き込まれていく…。

【写真を見る】役所広司が名プロデューサーのテレンス・チャンと共にレットカーペットに登場

6月15日に行われた上海国際映画祭のレッドカーペットでは、世界中の記者陣がところ狭しと集結。役所、テレンス、ジンチュー、リン、フェイ監督の5人が登場すると、多くのフラッシュがたかれ、会場はまばゆい光に包まれた。上海国際映画祭に初参加となった役所は、感慨深い表情を浮かべながらゆっくりとした足取りでカーペット上を歩き、日本のメディアを見つけると笑顔で手を振るなど、テレンスらと共に映画祭の雰囲気を楽しんでいた。イベントを終えた役所は「上海国際映画祭は、“待つ映画祭”だと聞いていましたが、今年はスムーズだったようです(笑)」と振り返り、「僕たちの映画タイトルを初めて知っていただく機会ですから、皆で励まし合いながら頑張りました」と充実感を見せていた。

翌日、5人は記者会見に臨み、こちらも200人を超える海外メディアが集まるなど大盛況。ヒマラヤ救助隊Wings隊長の姜を演じた役所が、開口一番「役所広司です。今回、姜を演じました」と流暢な中国語で挨拶し、場内をさらに盛り上げると、本作のオファーを受けたときの心境を語り「(出演の)お話しをいただいた際、脚本にテレンス・チャンというビッグネームがあったことに驚きました」と明かした。さらに役所は脚本を読んだときの想いを振り返り「これほどスケールの大きい作品は日本では体験できないと感じました」という感想とともに、「ぜひ、チャレンジしたいという気持で臨みました」と力強く語り、会場を沸かせた。

そして、標高8848m、氷点下50度という過酷な条件下にある世界最高峰のエベレストを舞台にした濃密なドラマについて役所は「劇中、私が率いるヒマラヤ救助隊“Wings”は、72時間という厳しい制限時間のなかで、あるミッションを達成しなければいけない。標高8848mのエベレストは、登るだけでもたった72時間では厳しいのですが、劇中、我々のチームは、大自然の厳しさに耐えながら実際に登っていくんです」と壮絶さを極めた物語であること語った。

一方で、「私は隊長役ですが、わがままな隊員たちばかりで大変苦労しました。72時間苦労しっぱなしの映画です(笑)」と姜隊長という役の苦労について冗談を交えてコメントし、会場は大きな笑いに包まれた。

台湾出身のリン・ボーホンと笑顔を見せるなど、映画祭を楽しんでいた様子だった

そんな役所に対し、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15)などハリウッドの大作映画に出演するジンチューは「役所さんと組むのは、夢のコラボでした」と感想を述べ、役所と共演した喜びを笑顔で語った。また、Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務めるテレビドラマ「金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件」に出演するなど、今後の活躍が期待されるリン・ボーホンも「私の役はヘリコプターパイロットだったので、危ない場所での撮影などはありませんでした。なので、危険な場所で撮影をした役所さん、チャン・ジンチューさんは本当に尊敬します!」と死と隣り合わせの厳しい環境化で役を演じた役所とジンチューに賛辞を送った。

最後に、名プロデューサーであるテレンスとの初タッグに加え、国際色豊かなキャスト陣そしてスタッフたちとの現場を経験した役所は「アジアのなかで、映画を通して力を合わせて作品づくりをするというのはそうたくさん機会はないと思うので、本当にいい機会をいただいたかなと思います」と多くの刺激を受けた充実した撮影であったことと、日中合作ならではの本作の見どころを力強くアピールし、盛大な拍手に包まれながら記者会見を終えた。

文/編集部

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