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【今週の☆☆☆】怒れる父親の復讐劇『スノー・ロワイヤル』、心躍る海洋冒険ファンタジー『海獣の子供』など週末観るならこの3本!

2019年6月05日 21:15

Movie Walkerスタッフが、週末に観てほしい映像作品3本を(独断と偏見で)紹介する連載企画。ジメジメした暑い空気も吹き飛ばすような6月7日(金)から今週末公開の“スカッとする”作品をピックアップ。リーアム・ニーソン主演のクセが強いアクション、STUDIO4℃が手掛ける最新アニメ、父と娘の感動の音楽ドラマなど、バラエティあふれる作品ばかり!

週末に観てほしい映像作品3本を、Movie Walkerに携わる映画ライター陣が(独断と偏見で)紹介します!

真面目な除雪作業員が犯罪組織への復讐に立ち上がる『スノー・ロワイヤル』(6月7日公開)

リーアム・ニーソン演じる除雪作業員が息子を殺した犯罪組織に復讐する『スノー・ロワイヤル』 | [c]2019 STUDIOCANAL SAS ALL RIGHTS RESERVED.

リーアム・ニーソンが“怒りの父親”を演じるとなると『96時間』シリーズなどのハードなサスペンス・アクションを連想するだろう。しかし、本作にはヒネリの効いたおもしろさが脈づいている。雪深い町に住む真面目な除雪作業員が、息子を殺した犯罪組織への復讐に立ち上がる物語。この主人公をリーアムが演じているのだが、犯罪小説で得た知識を武器に不器用に戦いに臨む姿が、まず妙味。一方で、彼の敵となる犯罪組織のボスは病的に健康志向が強い上に子煩悩だったり、その手下がモーテルの清掃員をナンパすることに情熱を傾けていたりと、他のキャラもクセが強く、思惑も様々で、それゆえにドラマがどう転がるか読めない。人間臭さが映えた秀作だ!(映画ライター・有馬楽)

ダイナミックな映像とリリカルなサウンドにとにかく魅せられる『海獣の子供』(6月7日公開)

映像の美しさに圧倒される! | [c]2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

五十嵐大介の長編同名コミックを、『鉄コン筋クリート』(06)などで知られるSTUDIO4℃の精鋭クリエイターたちがアニメ化した本作。14歳の少女・琉花とジュゴンに育てられた不思議な兄弟“海”と“空”との交流を通して生命の秘密に迫る壮大なストーリーだが、原作の世界にそのまま動きと音を与えた、まるで生き物のようなダイナミックな映像とリリカルなサウンドにとにかく魅せられる。 特に海のリアルな表現が秀逸で、琉花が弟の“海”に手を引っ張られて、魚たちと一緒に泳ぐシーンでは観ている私たちも思わず心が躍り出す。躍動感のある子どもたち、先の読めないめくるめく展開にも魅了され、驚愕のクライマックスまでずっと前のめりで観てしまう必見の海洋冒険ファンタジーだ。(映画ライター・イソガイマサト)

誰もが共感できるせつなさと優しさを描く『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(6月7日公開)

元ミュージシャンの父のフランクは、娘のサムとの音楽活動に夢中になるが… | [c]2018 Hearts Beat Loud LLC

このささやかな音楽映画に出演している顔ぶれを、ちゃんと認識している人は日本ではまだ少ないだろう。しかし本作のカーシー・クレモンズの瑞々しい演技と歌、カーシーが演じるサムと交流を持つ少女ローズに扮したサーシャ・レインの佇まいに触れれば、まるで新芽が芽吹く春のような心地よさを覚えるのではないだろうか。舞台はニューヨーク市ブルックリン、自由の女神の対岸にある町レッドフック。主人公は元ミュージシャンでレコード店を営むフランクと、彼が男手一つで育ててきた女子高生のサム。フランクが流行らない店を畳んで心機一転やり直す決意をする一方、サムは西海岸の大学を目指して奮闘しているのだが、親娘でレコーディングした曲がネット配信で話題になったことから、親友同士のような親子の間に微妙なズレが生じ始める……。本作は、物語をあくまでも日常の枠内に収めることで、誰もが共感できるせつなさと優しさを描いて見せた逸品。心温まる、と表現すると陳腐に聞こえるかも知れないが、あえて背伸びをしないことで生まれる肩ひじ張らない魅力と、等身大の登場人物たち、そしてたまらなくポップなオリジナルソングに身を委ねていただきたい。(映画ライター・村山章)

週末に映画観たいけれど、どの作品を選べばいいかわからない…という人は、ぜひこのレビューを参考にお気に入りの1本を見つけてみて!

構成/トライワークス

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[c]2019 STUDIOCANAL SAS ALL RIGHTS RESERVED.| [c]2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会| [c]2018 Hearts Beat Loud LLC| [c]2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会|  [c] 2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会 | [c] 2019 STUDIOCANAL SAS ALL RIGHTS RESERVED.| [c] 2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会