• GOSSIP

スーパーモデルが健在! 10年前のコンサバなメットガラにタイムスリップ

2019年5月21日 12:15

まるでハロウィンコスプレ?今年はシャンデリアをぶら下げたケイティ・ペリー | 写真:SPLASH/アフロ

毎春恒例のファッション・イベント“メットガラ”が、今年も華々しい顔ぶれで開催された。 本年度のテーマ“キャンプ”は、「大げさで派手」「わざとらしく人工的」「皮肉や洒落のきいた表現」「意図的な悪趣味」などを包含した美学…というと難解だが、今年の共同ホストを務めたレディー・ガガや、度肝を抜くファッションで知られる歌手のシェールをイメージするとわかりやすい。

しかし、観念的なお題はやはり難度が高く、歌手のセリーヌ・ディオンにいたっては、なんと「野外活動のキャンプだと思っていた」というから驚きだ。それでも当日の会場では、きわどいフリンジドレスでテーマを的確に表現し、注目と高評を得ることに成功していた。

近年のメットガラでは象徴的存在となりつつあるリアーナ | 写真:SPLASH/アフロ

昨年のテーマ“カトリック”では、宗教の冒涜と取られかねないコスプレ的な装いも多かったが、その傾向は2019年のメットガラでさらに進化を遂げていた。シャンデリアをぶら下げたケイティ・ペリーやシンデレラになりきったゼンデイヤ、目玉だらけのメイクで世界を惑わせたエズラ・ミラーなど、奇抜すぎるファッションが目白押し。ハロウィンパーティと見紛う場面が確実に増えていた。

とはいえ、メットガラでコスプレ的なファッションが増えたのは、実はごく最近のことだ。同イベントの歴史は驚くほど長く、創設はなんと71年前。現在につながる形式は1971年からスタートしているが、テーマの如何に関わらず、映画のプレミア時のようなレッドカーペットスタイルが主流を占めてきた。

【写真を見る】奇抜ドレスはドコ?10年前はシンディ・クロフォードらスーパーモデルが美の競演!<画像18点> | 写真:SPLASH/アフロ

例えば、ちょうど10年前、2009年のメットガラでさえも、現在とはかなり趣が異なっている。2009年のテーマは「ミューズ(女神)としてのモデル:ファッションの具現」とのことで、テーマもコンサバなら出席者のファッションもまだまだ保守的。まるで90年代のパリコレさながらに、豪華なドレスに身を包んだスーパーモデルたちがそろい踏みで、まさに“10年ひと昔”の雰囲気だ。ジジ&ベラ・ハディッド姉妹やケンダル・ジェンナー台頭前の端境期だったこともあり、まだ“一流モデル=90年代のスーパーモデル”がイメージの主流だったこともうかがえる。

出席していたスーパーモデルの顔ぶれは、さすがに豪華絢爛だ。ヴェルサーチのイブニングドレスでスリットから美脚をのぞかせるシンディ・クロフォードに、ボディコンのミニドレスが似合うケイト・モス、ベアトップのロングドレスを妖艶に着こなすタイラ・バンクスや、ブラックスワンのようなハイディ・クルム、クラウディア・シファーやジゼル・ブンチェンも登場しており、現役感たっぷりの美貌を披露している。

2009年のメットガラにはトランプ現大統領とメラニア夫人の姿も! | 写真:SPLASH/アフロ

また、ベリーショートにミニスカワンピのヴィクトリア・ベッカムや、引き締まった上半身に肩出しドレスが映えるレニー・ゼルウィガーも、スパイスガールズ時代や“ブリジット・ジョーンズ”の面影を残した懐かしの印象。2009年と言えばオバマ氏が大統領に就任した年だが、トランプ現大統領とメラニア夫人がメットガラに出席しているのも面白い。

同イベントのイロモノ代表になりつつあるケイティ・ペリーも、10年前は黒のボブヘアにブルーのドレス姿で、まだはじけきれていない様子だ。一方、近年のメットガラの象徴的存在となりつつあるリアーナは、2009年の時点ですでに個性的なセンスを発揮。肩まわりにたっぷりボリュームを持たせた斬新なタキシードに、マニッシュなヘアメイクを合わせたクールな出で立ちで、弱冠21歳にして、この年のベストドレッサーに挙げられている。

難解だった今年のテーマを通じて、一段ハードルが上がった感のあるメットガラ。来年はどのような形で“新奇な美学”が表現されるのだろうか?

UK在住/シャオ

関連映画ニュース

写真:SPLASH/アフロ| Image courtesy of The Metropolitan Museum of Art, BFA.com/Zach Hilty| 写真:ロイター/アフロ