• NEWS

“スチームパンク×時代劇”!?侍がゾンビと戦う「カバネリ」の魅力に迫る!

2019年5月11日 13:15

2016年に放送され、多くのアニメファンを魅了したヒット作、それが「甲鉄城のカバネリ」。「進撃の巨人」シリーズを手掛けたWIT STUDIOと監督・荒木哲郎によるオリジナルアニメだ。そんな本作の劇場版『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』が、本日5月10日(金)より公開!映画を観る前のおさらいも兼ねて、本作の人気を支える魅力を掘り下げていく。

12歳の可憐な少女だが高い戦闘能力を持つヒロインの無名 | [c]カバネリ製作委員会

武士やスチームパンクが共存する独特な世界観

本作の舞台は、武士が存在する戦国時代や江戸時代を想起させる極東の島国「日ノ本(ひのもと)」。一方で、近代的な製鉄技術や蒸気機関が発展しており、タイトルにもなっている「甲鉄城(こうてつじょう)」をはじめ「駿城(はやじろ)」と呼ばれる装甲蒸気機関車や、蒸気圧を用いた銃「蒸気銃」といった武器が登場する。

安息の地を求めて甲鉄城が日ノ本を走り抜ける | [c]カバネリ製作委員会

日ノ本に住む人々の最大の脅威となっているのが、ゾンビのように生者を食らい増殖し続ける不死の怪物・カバネ。高い身体能力に加え、刀や通常の銃弾が効かない頑丈な体と恐るべき生命力を持っている。カバネから身を守るため、人々は「駅」と呼ばれる周囲を強固な壁で覆った砦のような集落を各地に築き暮らしている。

カバネリとなり強い精神力で戦う主人公の生駒 | [c]カバネリ製作委員会

物語はそんな駅の一つで、カバネの襲撃を受け崩壊した「顕金駅(あらがねえき)」に暮らす少年・生駒(いこま)とその仲間たちが、甲鉄城に乗って安息の地を求めて旅に出る様子が描かれる。SF・スチームパンクに時代劇が合わさった独特な世界観に加えて、ホラーやロードムービーの要素も楽しめる作品となっている。

「生きることを諦めない」強い意志を持ったキャラクターたち

主人公・生駒はカバネに噛まれ瀕死状態になった妹を自ら殺めた壮絶な過去を持っている。それがトラウマとなっていたが、「誇れる自分」になるという正義感のもとに恐怖心を抑え、独自に研究&開発した武器「ツラヌキ筒」を用いてカバネに立ち向かおうとする。しかし、物語の冒頭で生駒は戦闘中にカバネに噛まれてしまう。ここでも、意識が薄れていく中ある方法で脳へのウイルス浸食を抑え、カバネ化の阻止に成功。人でもカバネでもない存在「カバネリ」となるが、強い意志を持って過酷な現実に向き合おうとする。

責任感が強く領主の娘として甲鉄城の人々を率いる菖蒲 | [c]カバネリ製作委員会

本作のヒロインは天真爛漫な12歳の少女だが、実はカバネリで高い身体能力と戦闘技術を持つ無名(むめい)。カバネとの戦闘を何度も繰り返してきたがゆえのシビアな考えを持ち、当初は他人を顧みない言動で甲鉄城の人々から反感を買ってしまう場面もあった。しかし、仲間との旅を経て少しずつ信頼や絆を築き、生駒に対して特別な感情を抱くなど、次第に仕草や表情が豊かになっていく姿が魅力的だ。

菖蒲に忠実な武士の来栖は特殊な刀を用いてカバネを斬り倒す | [c]カバネリ製作委員会

そんな2人が乗る甲鉄城には様々な思いを抱える乗組員たちが登場する。顕金駅を治めていた四方川(よもがわ)家の長女・菖蒲(あやめ)、彼女に仕える若き武士の青年・来栖(くるす)。生駒の友人・逞生(たくみ)や鰍(かじか)など、その大半はカバネの襲撃から逃げ延びた生存者。生きるために不条理に抗い、苦難の中で成長し、カバネと戦う彼らの姿が大きな感動を誘うのだ。

実写を超えるアクションと物語を彩る音楽

様々な要素が絶妙に絡み合うことで独自の世界観を生みだしている「カバネリ」。だからこそ重要になってくるのが、演出やアクションシーン、音楽といった、ストーリーや世界観をよりおもしろく引き立たせてくれるエッセンスだ。

「進撃の巨人」シリーズに見られるダイナミックかつスピード感あふれるアクションは本作でも健在。作画マニアもうならせる圧倒的クオリティで、手に汗握るシーンの連続に引き込まれていく。また、音楽を担当するのは、「機動戦士ガンダムUC」や「進撃の巨人」シリーズも手がけたカリスマ音楽家・澤野弘之。彼が生み出す迫力と深みのある壮大な音楽が、さらに世界観を濃密にしている。

『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』に登場する新キャラクターでカバネリの景之 | [c]カバネリ製作委員会

TVシリーズのその後を描く『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』ではどのような死闘が待ち受けているのか。2週間限定の劇場公開と同時に、本作はNetflixやAmazonプライム・ビデオでも独占配信される。こちらではTVシリーズも配信されているので、すでに作品を観ている人もそうでない人も、最新作とあわせて鑑賞してみてはいかがだろうか?

文/リワークス

関連映画

関連映画ニュース

[c]カバネリ製作委員会| [c]カバネリ製作委員会 | Credit : Abbot Genser / Focus Features [c]2019 Image Eleven Productions, Inc.| [c]2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会