ルーナ・ラブグッド役 イヴァナ・リンチ インタビューPART2 |最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
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インタビュー 2010/11/30 15:08

ルーナ・ラブグッド役 イヴァナ・リンチ インタビューPART2

――J・K・ローリングには会えましたか?

「会えたわ。2、3回。何度会っても興奮するの。初めての時は、私が小説の大ファンなのを知っているから、他のスタッフは私に何も教えてくれなかったの。大騒ぎされると困ると思ったらしくて。だから、彼女が来るなんて全然知らなかった。セットの脇で椅子に座って、確かトム・フェルトンが彼の本にみんなからサインをもらっている時だったと思う。私はついこの間まで単なる小学生だったのに、サインをねだられる立場になった自分がおかしくて、一人でゲラゲラ笑っていたのを覚えているわ。そんなところに彼女がやって来たの。私は“よく似ている女性だな”としか思わなくて(笑)。そうしたら、周りのみんなが私の方を見ているのに気付いて、初めて本物だとわかったわ。2、3分後に彼女を捕まえることができて、後はもうファン丸出し(笑)。最高だったわ。彼女にはマジックというか、特別なオーラがある。とても面白い人だし。冗談を言ったりして、気取っているようなところは全くないの。イメージを気にするような人じゃないのよね。本当に良い人よ。温かくて。初対面の時から、まるで昔からの友達みたいに抱きつくようにして挨拶してくれたわ」

――具体的に全員で再会する予定はないのですか?

「実現したら良いわよね。今までにもチャリティー目的のクリケットの試合で集まることはあったのよ。去年が1回目で、今年もやって、『また来年も』と言っていたから、可能性はあるわ。これからは、別々の作品の撮影で国外にいる人たちも出てくるだろうから、全員で集まるのは難しいと思うけど、みんなだって再会したいと思っているはずだから。今までみたいに毎日は会えないけど、友達であることに変わりはないもの」

――次回のクリケットのタイミングは決まっているのですか?

「参加したいの(笑)? いつもギリギリになって決まるのよ。誰かが携帯メールとかで言い出しっぺになって、それが広がっていく感じで最終的に決まるわけ」

――ルーナ以外で好きなキャラクターはいますか?

「ダンブルドアが大好きなの。許されるものなら演じてみたいとさえ思っているわ。とっても素敵なキャラクーだから。悪役がクールだという人は多いみたいだけど、たしかにベラトリックスもクールよね。怖くて、妖しくて、セクシーで。最終章でのベラトリックスはまるで狂人。ヘレナ(・ボナム=カーター)も完全になり切っていてすごいの。叫んだかと思ったら、声を上げて笑ったりして。周りで人がどんどん死んでいくシーンがあるんだけど、そこで彼女は甲高い声で笑っているのよ。暗くて雨が降っているシーンで、ヘレナの姿を見ながら、みんなで『いったいどんなドラッグに手を出したらあんなふうになるの?』って驚いていたわ(笑)。すごく極端なキャラクターだから強烈に惹かれるものがあるわ。もちろん、私がやりたかったキャラクターはルーナだし、最高の役を手に入れたと思っているけど、欲を言うと、ルーナはいつもハッピーだから、あまり抑揚がないよね。不満を爆発させて相手を怒鳴りつけるような役を演じるのは面白いと思うの。本当に怒っているわけじゃないにしても、スカッとするんじゃないかしら。ルーナにはそんな部分がないから。いつもマイペースで」

――周りの役者たちから色々と学びましたか?

「もちろんよ。ヘレナの演技はいつも観察していたわ。彼女は身体の使い方がダイナミックですごいの。単にセリフを言うだけじゃなくて。初めてカメラの前に立った時、私は『ここに立って、こっちに動けばいいのね?』みたいな感じだったけど、ヘレナとかを見ていると、そんな決まりごとがあるとは思えないほど迫力のある演技なのよ。リス・エヴァンスは、セットの外ではごく普通の人だとわかって嬉しかったわ。有名な役者さんだからって、さっさとトレーラーに戻って自分の世界に浸ってしまうようなところは全くなくて、普通にスタッフと話をしていたりして。彼らからは、仕事にはプロ意識を持って取り組んでも、必要以上に役者としての自分を意識しないことの大切さを教えてもらったわ。彼らは、いつも時間に正確で、撮影の途中でどこかに消えちゃったり、居眠りするようなこともなくて。私は夜更かしするタイプだから、初めの頃はちょっと問題があったの(笑)。運転手からは敬遠されたわ。『イヴァナはごめんだよ。あと1時間ぐらいは起きてこないから』とか言われて。小さい頃は、役者というのは楽しい仕事だとだけ思っていたわ。特別な能力なんて必要なくて、スタジオに行って、他人になり切ってしゃべっていれば良いと思っていたの。でも、このシリーズで仕事をしてみて大変さが身にしみてわかったわ。撮影前にはいつだって心も体も準備万端でなくちゃダメだし、演技のテクニックだって磨かなくちゃいけないし、自分に厳しく、時間にも正確でなきゃいけない。正しいコンディションができあがっていなくちゃ、撮影に来たって仕事にはならないわ。朝5時からの撮影でも、彼らはみんなやる気満々だったもの。若手の中では、ダニエル(・ラドクリフ)もそう。10年間、毎日のように撮影が続いても、いつもエネルギッシュだった。どんな時にも役者としてのベストを心がけているのがわかったわ」

インタビューPART3に続く
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