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ナルシストな先生を演じきった町田啓太「こんな先生がいたら職務怠慢で怒られますよ(笑)」

2019年4月3日 20:30

たった一人の”先生王子”として存在感を放った町田が本音を語る!
たった一人の”先生王子”として存在感を放った町田が本音を語る!撮影/HIRO KIMURA(W) スタイリング/佐藤修一 ヘアメイク/伊吹若菜(B.O.N)

「伝説の王子」の座を巡り、個性豊かなイケメン王子たちが壮絶なバトルを繰り広げる映画『PRINCE OF LEGEND』(公開中)。その中でも異色を放つ、先生界の絶対的エース“先生王子”を演じるのは、「劇団EXILE」の中でも演技派として注目を集める町田啓太。大河ドラマ「西郷どん」はじめ数々のドラマや映画に出演している彼が、本作の中で唯一の先生であり、自己愛の塊という愛すべき空回りキャラをどのように演じきったのか、話を聞いた。

町田演じる結城理一は、聖ブリリアント学園の英語教師。先生でありながら「伝説の王子」に強いこだわりと執着を持ち、生徒たちに混じって自ら王子バトルの渦中に飛び込んでいく。「ひとりだけ、目的もやり方も違うところにいますからね。みんなが選手権に向けて壁ドンとかお姫様抱っこの特訓を必死でしているのに、ひとり部屋にこもって瞑想しているような男ですから(笑)。そもそも先生が参加しちゃダメでしょ!って思います。職務怠慢で怒られますよ」と、町田自身もその特異なキャラクター設定に最初は戸惑ったと言う。

【写真を見る】一人きりで「Team先生」を怪演(!?)した町田啓太。紺のスーツがよく似合う!
【写真を見る】一人きりで「Team先生」を怪演(!?)した町田啓太。紺のスーツがよく似合う![c]2019「PRINCE OF LEGEND」製作委員会

「ナルシストなキャラクターって、ともすると嫌味な人物に見えてしまうこともあると思うんです。だからそこでいろいろ仕掛けを作って美を追求するあまりに、その真剣な言動がおかしくて、かつ、かわいらしく見えたらいいなと思って作っていった部分はかなりありますね」と言う。役柄を作る中では小道具選びにもこだわった。

「仕草や動きをあえて多くするとおもしろいかなと思って設定を考えて。自分大好きな男だったら、先生らしいアイコンをわざと持ちたがるんじゃないかと想像したんです。メガネを外す仕草をするために、メガネをかけるとか、ジャケットからスッとだしてパカッとあける仕草がしたいがために、懐中時計を持つとか。そういうことって、意識しないでやるからこそかっこいいのに、彼の場合、意識しまくってやるんです(笑)。そこに結城理一の人間としての愛嬌とか可笑しみがでたらいいなと思いました」



またチーム先生は、ほかのチームと違い、結城理一ただひとり。映画の中では、ストーリーテラーとして物語を運ぶ役割も担っている難しい役どころだ。「長い説明セリフも多かったし、それをどういうテンションで言うのか、飽きずにどうすれば伝わるのかというのも悩みました」と言い、「でも、そういう苦労した長セリフほどカットされているんですよ!」と苦笑い。「撮影も基本、一人のことが多くて(笑)。スタッフの皆さんとどれだけ遊べるかということにこだわりましたね。僕が楽しむことで観る方々にも楽しんでいただけるんじゃないかと思ったので、そこは自由に演じさせていただきました」

「HiGH&LOW」シリーズに続く新プロジェクトであるメディアミックス型の『PRINCE OF LEGEND』については「すごく挑戦的だと思った」と感想を語る。「ドラマから観てくれている方はもちろん、映画で初めてという方にもわかりやすくできているし、泣けるし、笑えるし、本当にエンタテインメントだなと思います」。最初は、“全員が王子”という設定に疑問を持ったとも。「だって、本来、王子って生まれもったものですよ。それはなりたいと思ってなれるものじゃなくて、もともと与えられた称号であるものですから。だから、王子になりたい!って立候補をする、この映画の登場人物たちはみんなちょっとおかしいんだと思いますよ(笑)」

だけど、その奇想天外さこそがこのプロジェクトの醍醐味だと気付いたと言う。「できあがった映画をみたらめちゃくちゃおもしろいんですよね。現実味がないような、ありえないだろってことをとことんふりきって楽しむ。そういう“王子ファンタジー”なんだと思うんです」。

LDH所属グループ間での共演も話題の本作
LDH所属グループ間での共演も話題の本作[c]2019「PRINCE OF LEGEND」製作委員会

その王子ファンタジーの中でも、町田がもっとも胸キュンさせたれたのは「川村壱馬くん演じる、京極兄弟の竜のデートシーン」だと言う。「伝説の王子選手権」のひと種目、デート対決で竜はヒロインである果音を自宅に招く。「家で、手作りのご飯を食べながら、好きな人いるのかって聞くんです。でも“あ、やっぱ、いいや”ってなる。その“やっぱ、いいや”に胸キュンです。聞きたいけど、聞けないっていうもどかしさ。この作品は、カメラ目線で王子たちがかっこいいことをバンバンと直球で決めてきてくれるけど、竜くんのこういう不器用な感じ、内に秘めた想いっていうのは、男女関係なくその心情が分かると思うし、胸をしめつけられるんじゃないかなと思います」。

一方、自分の出演シーンで好きな場面を尋ねると「僕のシーンなんてほぼほぼカットですから!」と自虐的に笑う。「選手権のシーンは、にらめっこをやったり、アクションシーンもあったりと撮影は盛りだくさんだった。でも、いろいろカットされてしまいました(笑)。ひとりきりしかいないからカットしやすかったのかな(笑)。でも、まあそれも含めて結城理一らしいんじゃないかと思います」と自分の役割を冷静に分析する。客観視ができる分、自分には王子らしい要素はなにもない、とも。

”セレブ王子”こと朱雀奏役を演じた片寄涼太
”セレブ王子”こと朱雀奏役を演じた片寄涼太[c]2019「PRINCE OF LEGEND」製作委員会

「僕は根っからの公務員顔ですから(笑)。王子様ってキャラじゃないと思います。田舎育ちだし、静か〜に、のんび〜りしているのが好き。ひとりの観客としてみたときに、(片寄)涼太演じる奏とかおもしろいなあ、いいキャラクターだなって思いますけど、僕はもう、生徒役は無理!とても制服を着られません」と断言。では、もしやりたい役柄を選ぶとしたら?「そうですね、思い切って理事長を目指したい。実は、この映画の中でもっともトリッキーなのが理事長だと思うので。理一先生以上に振り切って演じてみたいかな(笑)」

取材・文/梅原加奈


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