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虐待され続けた人妻が繰り広げる壮絶復讐劇『ビー・デビル』がすごい!

2011年4月12日 19:43

人口わずか9人の孤島で男たちの暴力に怯えながら暮らすボンナム
人口わずか9人の孤島で男たちの暴力に怯えながら暮らすボンナム[c]2010 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved

『チェイサー』(08)のナ・ホンジン監督や『息もできない』(08)のヤン・イクチュン監督など、近年の韓国映画界は、デビュー作でいきなり大ヒットを飛ばし、様々な映画賞を総なめにする監督が続々と登場している。そんななか新たな才能として世界中から注目を集めている新鋭監督チャン・チョルスの長編デビュー作が、現在日本で公開されている。それが血まみれの復讐劇『ビー・デビル』だ。

物語の舞台は、人口わずか9人の小さな孤島。都会での生活に疲れた独身女性ヘウォンは、癒しを求めて、緑の豊かな美しい孤島を訪れる。ヘウォンはそこで、幼なじみのボンナムと再会し、手厚い歓迎を受けるものの、彼女が島民たちから奴隷のように扱われ、様々な暴力を受けている事実を知ってしまう。

何といってもすさまじいのはボンナムの虐待シーンだ。夜が明ける前から日が暮れるまで男たちの代わりに働き続け、家に帰れば夫に殴られ、義弟に虐待されるという壮絶さ。そんな彼女が長年の虐待に耐えかね、復讐を開始する姿には、恐ろしく残酷であると同時に、ある種のカタルシスすら感じてしまう。

暴力を振るう夫や義弟、見て見ぬふりを続ける隣人、そして壮絶な復讐劇を展開するヒロインと、いずれもタイトルのとおり“悪魔”と形容できる人物ばかりが登場する。チャン・チョルス監督の演出の妙を劇場で堪能してもらいたい。【トライワークス】

■公開劇場
公開中:シアターN渋谷(東京)、シネマート心斎橋(大阪)、KBCシネマ(福岡)
4月23日(土)~:京都みなみ会館(京都)
5月14日(土)~:シネマスコーレ(名古屋)、ディノスシネマズ札幌劇場(札幌)
5月28日(土)~:メトロ劇場(福井)

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