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アカデミー賞作品賞『グリーンブック』ファレリー監督「笑いこそ、人をつなぐ人生の贈り物」

2019年3月08日 21:00

初来日を果たしたピーター・ファレリー監督を直撃!

第91回アカデミー賞で作品賞をはじめ3部門を受賞した『グリーンブック』(公開中)。実話をもとに“人種を超えた友情”を描く物語が、世界中を感動の渦に巻き込んでいる。監督を務めたのは、『メリーに首ったけ』(98)や『愛しのローズマリー』(01)、『ふたりにクギづけ』(03)など超ド級のコメディを手がけてきたピーター・ファレリー。初来日を果たしたファレリー監督は「『僕にとっての初めての人間ドラマだ!』と意気込んで撮影に臨んだ」と明かすが、大きな愛と笑いでシビアな問題を包み込む姿勢は一貫しており、「撮ってみたら、やっぱりあちこちに笑いが生まれる物語になった」とニッコリ。「僕は笑いが大好き。笑いこそ、人と人とをつなぐ“人生の贈り物”だと思っている」と心を込める。ヴィゴ・モーテンセンへの感謝を語ったアカデミー賞授賞式の裏話、笑いにこだわる理由までを語ってもらった。

ヴィゴ・モーテンセンは約14キロ増量して新境地にトライ!正反対の2人のドラマを描く | [c]2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

本作は、1962年の差別が色濃い時代を舞台に、孤高の天才黒人ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)と、彼に雇われたイタリア系用心棒兼運転手のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)が旅に出る姿を描く人間ドラマ。第91回アカデミー賞では作品賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚本賞の3部門を受賞した。

作品賞の受賞スピーチでファレリー監督は「すべてはヴィゴから始まった!」と名前を挙げて感謝を述べた。その理由について「作品賞で僕たち全員が賞を受けたけれど、ヴィゴは主演男優賞の受賞が叶わなかった。でもこれは、ヴィゴなくしては作ることができなかった映画なんだ」と語る。というのも「脚本段階では、どの制作スタジオも興味を示してくれなかった」そうで、「まったく面識のなかったヴィゴに『これまでのあなたとはちょっとタイプの違う作品であり、役柄。いままでの作品を忘れてほしい。この役はあなたにぴったりだから、ぜひ脚本を読んでほしい』とメールしたんだ。そうしたらヴィゴが引き受けてくれて、『ヴィゴが出るなら』とマハーシャラもやりたいと言ってくれた。2人の名前があって初めて、スタジオが興味を示してくれたんだ」とまさにヴィゴから企画が動き始めたという。

【写真を見る】アカデミー賞授賞式にて、両手でガッツポーズ!のファレリー監督 | John Farrell / [c]A.M.P.A.S.

ヴィゴにとっても、無教養でガサツだけれど、懐深いイタリア系用心棒のトニーは、新境地と言える役どころだ。「ヴィゴしか考えられなかった」というファレリー監督だが、「僕が世界で一番好きな役者で、いま生きている役者のなかでベストだと思う。『イースタン・プロミス』を観た時に『こんな演技力を持った人はいない』と思ったし、トニーを素晴らしく演じてくれると確信していた」と吐露。「『いまヴィゴの映画を撮っているんだ』というと、僕の周りの女性陣が『アイ・ラブ、ヴィゴ!』ってみんな目を輝かすんだ(笑)。『ヴィゴだったら、浮気してもいい!』ってね。ある土曜日の夜に『なにしてる?夕食に行こうよ』と誘ったら、ヴィゴは『いま詩を書いていたんだ』と答えたんだ。ものすごくロマンティックな男なんだよ」というように、「素晴らしい役者だと思っていたけれど、実際に会っても絶対に期待を裏切らない男」と大絶賛。

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John Farrell / [c]A.M.P.A.S.| [c]2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.| Matt Sayles / [c]A.M.P.A.S.| 写真:SPLASH/アフロ| Todd Wawrychuk / [c]A.M.P.A.S.| [c] 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2019