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草なぎ剛、原作小説をようやく読み終わる!?新境地に挑んだ『まく子』が完成!

2019年2月20日 20:30

草なぎ剛が『まく子』完成披露に登場!

「サラバ!」で第152回直木賞を受賞した西加奈子の同名小説を『くじらのまち』(12)でPFFアワード2012グランプリ&ジェムストーン賞に輝いた新鋭・鶴岡慧子監督が映画化した『まく子』(3月15日公開)の完成披露上映会が20日、シネ・リーブル池袋で開催。山崎光、新音、草なぎ剛、須藤理彩、鶴岡監督の5名が舞台挨拶に登壇した。

本作は、大人になりたくない少年と大きな秘密を持つ少女の初恋を軸にした再生と感動の物語。ひなびた温泉街の旅館の一人息子で小学5年生のサトシは自分の体の変化に悩み、また女好きの父親に反感を抱いていた。そんなある時、サトシのクラスに美しい少女コズエが転入してくる。困惑しながらも徐々に彼女に惹かれていくサトシだったが、コズエからある信じがたい秘密を打ち明けられることに…。

登壇するやいなや草なぎは、1年前の撮影から目覚ましい成長を遂げた山崎&新音に「大きくなったね〜」と父親のように嬉しそうな表情を浮かべ「ようやくお客様に届けられる日が来た。2人は本当によく頑張りました」と優しく声を掛ける。そして本作について「すごくピュアな心が詰まった映画。僕は浮気をしたり、どうしようもないダメ親父の役を演じていますが、個人的には新境地の役を切り拓くことができたと思っています」と述懐した。

そんな草なぎとの共演について主演を務めた山崎が「心強かった」と振り返ると、すかさず「本当?」と顔を綻ばせる草なぎ。さらに夫婦役で共演した須藤から、草なぎがこの上映会の前日にようやく原作小説を読み終わったというまさかのエピソードが明かされると、飄々とした様子で「こういう役だったんだ」と、ようやく物語の全容を理解したことを語り、会場の笑いを誘った。

そして劇中のサトシとコズエと同じ小学5年生だった時を振り返りながら「僕は虫とかが好きだったんですが、今ではカマキリさえ触れなくなって、僕の心の中には少年の心がなくなってしまったのかもしれません」と語る草なぎは、「劇中の2人を観ていると少年の心が呼び戻される。原作小説にもありましたが、人間というのは粒でできていて、その瞬間瞬間に新しい粒に入れ替わっていて、その時の自分は今しかいない。そういう当たり前のことを考えさせてくれる作品で、本当に好きです」と本作の魅力を熱弁。須藤から「良かったですね、(原作を)読むの間に合って!」と声をかけられる一幕も。

さらに、将来の目標として女優を続けていきたいという新音に「偉くなったら俺のことキャスティングしてね」と茶目っ気たっぷりに声をかける草なぎ。「アカデミー賞のレッドカーペットでサインを求められるような俳優になりたい」と目標を語る山崎へのアドバイスを求められると「撮影の時には山崎くんの演技がすごくて僕のほうが緊張した。才能があるので、そのままで頑張ってください!」と熱いエールを送った。

取材・文/久保田 和馬

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[c]2019 「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)| [c]2019 「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)| [c]2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)| [c]2018「半世界」FILM PARTNERS| [c]2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)