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村上春樹、ノーベル文学賞逃すも映画化された作品が続々公開!

2010年10月9日 15:00

ケンゴの象徴的な踊りのシーン
ケンゴの象徴的な踊りのシーン[C] 2008 Kimmel Distribution, LLC.

10月7日に発表されたノーベル文学賞は、ペルーのバルガス・リョサがその栄誉を手にした。村上春樹はブックメーカーのオッズが一時、第2位になるなど、例年以上に受賞への期待が高まっていたが、惜しくも逃すことになった。しかし、「1Q84」シリーズ3作が累計400万部を突破し、書籍以外にも映画化公開がめじろ押しだ。海外でも熱烈なファンが多い村上春樹の作品だが、そのことを裏付けるかのように、映画化の許諾がなかなか降りないなか、アメリカで製作された『神の子どもたちはみな踊る』が10月30日(土)に公開を迎える。本作は同名短編小説の舞台を日本からロサンゼルスに置き換え、原作が持つ感情を増幅させ、“現代における愛とは何か”“アイデンティティとは何か”を慈愛に満ちた独創的な視点で探求している。スタイリッシュな映像は、一見シンプルだが原作同様、謎に満ちており、魅惑的に描写されている。

一語一語が様々な画をイメージさせる村上作品。それらを映像化するという難しいチャレンジを成し遂げたのは、CMディレクターを経て、本作で長編映画監督デビューを飾るロバート・ログバルだ。彼は、本屋で偶然めぐり逢った短編の物語に強烈に魅了されたという。『バベル』(07)の製作を手がけたスティーヴ・ゴリンにすぐさま映画化の話を持ちかけ、なかなか映画化を許諾しないという村上に熱烈にアプローチした。そこでようやく映画化にこぎつけた本作は、原作におけるあらゆる要素を熟考し、原作のエッセンスとトーンをとらえ、ユーモラスで奥深く、心に訴えかけている。

また、同作に続き、10月28日(木)より開催の「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」の「フォーカス・オン・アジア」ではキルスティン・ダンスト主演の『パン屋再襲撃』の公開が決定しており、さらに大ベストセラー長編小説『ノルウェイの森』も松山ケンイチ&菊地凛子主演で12月11日(土)に公開されるなど、今年はまさに村上春樹イヤーと言えるだろう。【MovieWalker】

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