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世界が注目する気鋭監督が、オスカー俳優&カンヌ受賞女優と交わした約束とは?

2018年11月12日 06:30

『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』デヴィッド・ロウリー監督
『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』デヴィッド・ロウリー監督[c]2017 Scared Sheetless, LLC. All Rights Reserved.

不慮の事故に遭い、シーツ姿のゴーストとなって残された妻を見守り続ける男の姿を描き、世界各国の映画祭で大絶賛を浴びた『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』が11月17日(土)から全国で公開される。このたび本作を手掛けたデヴィッド・ロウリー監督が、再タッグを組んだケイシー・アフレックとルーニー・マーラについて語る談話が到着した。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(16)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したケイシーと、『キャロル』(15)でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したルーニー、そしてロウリー監督の3人が初めてタッグを組んだのはサンダンス映画祭で2冠に輝いた『セインツ-約束の果て-』(13)。同作で2人は犯罪を繰り返すカップルを演じた。

16年の5月から本作の準備を始めていたというロウリー監督は、短期間で秘密裏に撮影することを決めると、自らケイシーとルーニーの2人に連絡を取ってキャスティング。「演技力は把握済みだったから、私から演技について指導するつもりなどなかったよ。2人の相性には文句のつけようもないし、『セインツ』の撮影初日から彼らの演技力はたっぷり目にしていたのだから」とロウリー監督は明かす。

そして「ただ、ケイシーはこの映画のほとんどの時間をゴーストとして過ごすことになるから、生きる人間としての2人の情熱的な関係を少しは描いておきたかったんだ」と語る。ケイシーはシーツを被ったまま数10年の時が流れていくのを眺めていたり、ルーニーは約4分間にわたりチョコレートパイを食べ続けたりするなど、劇中では必要最低限まで台詞を排し、立ち居振る舞いだけで感情が表現されていく。

ユニークかつシンプルでありながら難易度の高い演技をこなし、本作の魅力的な世界が築き上げられたのは、ケイシーとルーニーの演技力の高さはもちろんのこと、お互いのことを知り尽くした仲間が再集結を果たしたからに他ならない。ロウリー監督は「2人とも個別に大好きだが、2人が共演している時が一番好きだ。撮影が終わった時、また3、4年に1本テキサスで一緒に映画を撮ろうという話をしたよ」と振り返る。

現在アメリカで公開中のロウリー監督の最新作『The Old Man & the Gun(原題)』にはケイシーが出演しており、ロウリー監督と3度目のタッグを組んでいる。またルーニーを含めた3人が揃い、新たな野心的な作品を作り上げてくれることに大いに期待すると同時に、まずは本作の洗練された“死後の世界”を劇場のスクリーンで余すところなく堪能していただきたい。

文/久保田 和馬

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