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アメリカでの『未来のミライ』劇場公開を控えた 細田守監督に、ハリウッドの地でインタビュー!

2018年11月24日 11:00

上映後のQ&Aでの細田守監督 | [c]AIF 2018/John Salangsang

今年で2回目の開催を迎えた「アニメーション・イズ・フィルム映画祭」において、細田守レトロスペクティブとして、『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)の上映、そして『未来のミライ』(18)の北米プレミアが、11月30日(金)のアメリカでの劇場公開を前に行われた。ロサンゼルスは12年前に訪れて以来2度目という細田監督。現地では、ファンから驚くほどの歓迎を受け、上映後のQ&Aでは予定の終了時間を過ぎても細田監督に質問しようとする挙手が絶えなかった。ハリウッドの地で作品を上映する感慨について、細田監督にインタビューを行った。

『未来のミライ』の上映前に「この映画はなにも起こりません。大冒険も大事件もないし、大災害も大恋愛もない。ただ小さな子どもと一緒に過ごす家族の日常を淡々と描いているだけです。それでもそこから日常にある大切な何かを見つけて気に入ってくれたらうれしいです」と挨拶をした細田監督。ハリウッド映画の対局にあるような今作を上映するにあたり、少々心配していたそうだ。

『未来のミライ』上映に並ぶ長蛇の列 | [c]AIF 2018/John Salangsang

「でも実際は、この映画をしっかり受け止めてくれたようで正直ホッとしました。立って拍手をしてくださる方もけっこういて、とてもうれしかった。いわゆるハリウッド映画とはまるで異なる表現の映画なのに、しっかり伝わっているな、という実感がありました。Q&Aでは、子どもからのかわいらしい質問から映画ファンの突っ込んだ質問まで幅広くあって、アメリカ人が『未来のミライ』をいかに楽しんで観てくれたか、ということを肌で確認できて大きな喜びを感じました。いままでロサンゼルスっていうと、ハリウッドの映画産業の中心地なので、ハリウッド的娯楽映画以外は受け付けない場所のような印象を持っていたんですが、全然そんなことはなかった。とても映画愛に満ちた場所なんだなと思いましたね。ハリウッドにおいて、“映画”という共通項の中で、いろいろな国の作品を通して世界の現在を知ったり、僕らの生活の意味みたいなものをみんなで考えたり大事なことを発見したりするのは、映画の意義として重要だと思うんです。その想いを共有できたことがすごく収穫でした」。

『未来のミライ』は、今年5月に開催されたカンヌ国際映画祭でお披露目され、多くの海外映画祭を旅してきた。アメリカでも11月30日(金)より劇場公開が決まっている。海外映画祭への参加は海外配給への第一歩であり、世界中の人々に作品が届く。「最初は海外配給の意義がピンとこなかった」と言う細田監督だが、その時の経験が作品作りにおいても大きな転機になったそうだ。

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[c]AIF 2018/John Salangsang| [c]2018 スタジオ地図| [c]2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS| [c]2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会| [c]2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS| [c]「時をかける少女」製作委員会2006| [c]2006 TK/FP [c]2009 SW F.P. [c]2012 W.C.F.P [c]2015 B.B.F.P [c]2018 CHIZU| 撮影=菊池修