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第31回東京国際映画祭の東京グランプリ受賞作は仏映画『アマンダ』、観客賞は『半世界』

2018年11月02日 18:13

第31回東京国際映画祭アワード・セレモニーが開催

第31回東京国際映画祭のアワードセレモニーが、11月2日にEX シアター六本木で開催され、各賞が発表された。コンペティション部門の最高賞となる東京グランプリの栄誉に輝いたのはミカエル・アース監督のフランス映画『アマンダ(原題)』で、最優秀脚本賞との2冠を受賞。日本映画では阪本順治監督作『半世界』が観客賞を受賞した。

『アマンダ(原題)』は、出会い、喪失、再生を描く人間ドラマ。残念ながら、製作陣は授賞式に出席できず、代わりに駐日フランス大使のローラン・ピックがトロフィーを受け取った。

イタリア映画『堕ちた希望』では、エドアルド・デ・アジェリス監督の監督賞と、ピーナ・トゥルコの最優秀女優賞を夫婦で勝ち取った。ピーナ・トゥルコは妹の結婚式で帰国していて、監督のみが登壇。この結婚式について質問が及ぶと「家族の仕事はそれぞれ手分けしてやってます」とおちゃめに答えて笑いを取った。

稲垣吾郎主演映画『半世界』で観客賞を受賞した阪本順治監督は「これはちょっと不意打ちでした」と苦笑いしつつ「たくさんの方が投票してくれた結果だと。伝わった人も伝わらなかった人も、観てくれたことに感謝します」と喜びを口にした。

ステージに華を添えたのは、東京ジェムストーン賞の木竜麻生(『鈴木家の嘘』『菊とギロチン』)、リエン・ビン・ファット(『ソン・ランの響き(原題:Song Lang)』)、カレル・トレンブレイ(『蛍はいなくなった』)、村上虹郎(『銃』)のフレッシュなメンバーたち。初めて東京国際映画祭に参加した木竜は「作品に関わった皆さんといただいた賞だと思っています。これからも努力を惜しまず、精進していていきたい」と力強くスピーチした。

村上虹郎も3年前の東京国際映画祭に出席し、奥山和由プロデューサーから声を掛けられたことがきっかけで『銃』に出演できたということで「3年後、また戻ってこられてすごく縁を感じています」と笑顔を見せた。

コンペティション部門の国際審査委員長のブリランテ・メンドーサ監督は「すばらしい映画の世界を経験し、いろんなことを体験させていただく機会に恵まれました」と感謝し、スタッフ、キャストなどの映画の舞台裏を支えた人々だけではなく、東京国際映画映画祭に関わったスタッフやボランティアの人々にも敬意を示し、丁寧にお礼を述べた。

<第31回東京国際映画祭コンペティション部門受賞結果>

■東京グランプリ:『アマンダ(原題)』

■審査委員特別賞:『氷の季節』

■最優秀監督賞:エドアルド・デ・アンジェリス監督『堕ちた希望』

■最優秀女優賞:ピーナ・トゥルコ『堕ちた希望』

■最優秀男優賞:イェスパー・クリステンセン『氷の季節』

■最優秀芸術貢献賞:『ホワイト・クロウ(原題)』

■最優秀脚本賞 presented by WOWOW:『アマンダ』

■観客賞:『半世界』

<アジアの未来部門>

■作品賞:『はじめての別れ』

■国際交流基金アジアセンター特別賞:ホアン・ホアン『武術の孤児』

<日本映画スプラッシュ部門>

■作品賞:『鈴木家の嘘』

■監督賞:武正晴監督『銃』、田中征爾監督『メランコリック』

■東京ジェムストーン賞:木竜麻生、リエン・ビン・ファット、カレル・トレンブレイ、村上虹郎

取材・文/山崎 伸子

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