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稲垣吾郎、『半世界』ダメ親父役で新境地「頭にタオルを巻いてミカン食べたり…」

2018年10月30日 19:53

稲垣吾郎、東京国際映画祭に登場!

現在開催中の第31回東京国際映画祭で、コンペティション部門に出品されている『半世界』の記者会見が10月30日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、阪本順治監督と主演の稲垣吾郎が出席。新境地に挑んだ稲垣が「スクリーンに見たことのない自分がいた」と俳優としての喜びを語った。

本作は阪本監督による完全オリジナルストーリーで、40歳目前の人生半ばを迎えた男たちの葛藤と新たな希望を描くヒューマンドラマ。東京国際映画祭の会見に登場し、たくさんのフラッシュを浴びた稲垣。「僕にとって憧れの映画祭にお招きいただき、ありがとうございます。夢のよう」と晴れやかな笑顔を見せていた。

本作で稲垣は、山中の炭焼き窯で備長炭を製炭し生計を立てている男を演じている。仕事を理由に家のことは妻に任せっぱなしの男とあって、司会を務めた笠井信輔アナウンサーから「クールで知的な役も多かった稲垣さんにとって、情けない“ダメ親父”役は新境地。ハマっていた」と言われると、稲垣は「ハマっちゃいましたか」と照れ笑い。「ここ数年で自分の環境にも変化があって。仕事の仕方も変わり、いろいろなことがあるなかで、役者としての初めてのお仕事が本作。(そういった作品で)自分でも見たことがない自分がスクリーンに現れる。こんな作品に巡り会えて、本当に幸せ」とすばらしい出会いを喜んだ。

劇中の自身は「すべてが、自分でも見たことがない自分」だそうで、「チェーンソーを持って木を伐採したり、頭にタオルを巻いてミカンを食べていたり。日本の原風景のなかで生活する役者の稲垣吾郎を、自分でも見たことがなかった。そう思うということは、役になりきれていたのかと」と自画自賛。「それは自分ひとりの力ではない」と監督やスタッフ、共演者、撮影地に感謝していた。

稲垣のイメージを覆すような役となったが、阪本監督は「以前会って(自分を)ごまかさず、自分を前に出そうとしない様を見た時に、山のなかで土にまみれて、淡々と寡黙にひとつの仕事をしているというイメージが浮かんだ」と稲垣の印象と役柄が重なったとのこと。稲垣も「実際の僕はなにもかっこいい人間じゃない。鈍臭いところもある」と告白。男の友情を見つめる映画に共感するところもあったようで、稲垣は「男のグループでずっとやってきて、いまも形は変わりましたが、“新しい地図”として香取(慎吾)くんや草なぎ(剛)くん、多くのファンの方と共に、その地図を広げていくことに無我夢中。絆みたいなものは僕にもわかる」と明かし、「早く2人にも観てもらいたい」と期待していた。

取材・文/成田 おり枝

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