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“映画の街”に急成長中の池袋と、15周年を迎えたTIFFCOMの展望は?

2018年10月24日 21:06

池袋でのTIFFCOM開催について今後の展望を会見

“東京国際映画祭(TIFF)”に併設し、映画、TV、アニメーション、出版などマルチコンテンツを扱うマーケットとして、今年で15年目の節目を迎える“TIFFCOM”。24日に来年度以降の取り組みに関する記者会見が行われ、TIFFCOM代表を務める公益財団法人ユニジャパンの椎名保副理事長、高野之夫豊島区長、イタリアANICA(イタリア映画・マルチメディア産業協会)のロベルト・スタービレ氏が、それぞれの立場から今後の展望を語った。

TIFFCOMが参画するJapan Content Showcase(JCS)はバイヤー数や商談件数も年々増えており、今年の出展団体は、25の国と地域より過去最高の382に上る。椎名副理事長は、「TIFFCOMはアジアを代表する見本市」と自信を見せる一方で、「大きな課題としてあるのは、ヨーロッパおよび北米からの登録数が伸びていないこと」と現状を明かし、イタリアANICAから登壇したロベルト氏の名をあげて来年以降のヨーロッパからの参加増加に期待を寄せた。2019年のTIFFCOM開催は10月22日(火)~24日(木)の3日間に決定したが、今後は日程の増加も視野に入れているという。

高野豊島区長は、去年に続きTIFFCOMが池袋で開催されることについて喜ぶと共に、2019年・2020年に向けて池袋自体も盛り上がっていくと話す。「池袋は“国際アート・カルチャーのメインステージ”を、“文化・空間・国際”の3つの戦略で目指していきます」と語る区長は、“空間”の例として、来年10月にプレオープン予定の「Hareza (ハレザ)池袋」の名を挙げた。3つの建物をデッキでつないだ巨大施設「Hareza」は、8つの劇場や、映画館(TOHOシネマズ池袋)を含み、アニメ・映画・演劇、など様々なエンタテインメントが1か所に集結する。

イタリアの文化省と映画産業を代表して来たというロベルト氏は、豊島区の今後の構想について「このようなプロジェクトはイタリアだけでなく世界を見てもない」と感心した様子。「今後、イタリアにおいても様々なプロジェクトやTIFFCOMを推進して、ゆくゆくは映画やプロジェクトを日本に持ち込みたい」と将来を見据えてのコメントもみられた。「イタリアと日本の産業間の協力を高め、今後より強いパートナーになりたい」と語るロベルト氏は、芸術を通しての日本との連携にやる気を示す。

さらに池袋では、来年7月に東京最大級のシネコン「グランドシネマサンシャイン」もオープン予定。2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、合わせて計22スクリーンがオープンすることとなる。新宿・渋谷に肩を並べる“映画の街”へと変貌する池袋と、日本の優れたコンテンツを発信していく場としてのTIFFCOMのこれからに注目したい!

取材・文/編集部

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