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問題作『ザ・コーヴ』が紆余曲折を経て7月3日(土)より公開決定

2010年6月22日 10:20

一時は上映中止に追い込まれたものの、このたび晴れて公開が決定した『ザ・コーヴ』 | [c]OCEANIC PRESERVATION SOCIETY. ALL RIGHTS RESERVED.

和歌山県太地町で行なわれているイルカ漁の実態を映し出し、各方面から高い注目を集めている問題作『ザ・コーヴ』。つい先日、抗議運動が過熱するあまり上映中止に追い込まれた本作だが、多くの映画関係者らの支援によって、7月3日(土)より上映されることが改めて決定した。

21日(月)に東京都・千代田区の弁護士会館で実施された本作のシンポジウムには、配給元である株式会社アンプラグドの加藤武史代表をはじめ、ジャーナリストの田原総一朗や崔洋一監督らが出席。加藤代表は「現在では、上映を応援してくれる声も増えてきています。今後起こるであろう講義には、対応を早急に検討し、劇場さんに迷惑がかからないよう配慮します」とコメント。また「一方的に批判するのではなく、見たうえで賛成か反対かの意見をぶつけ合える、そんな環境を作っていきたい」と、今後の展開についても語ってくれた。

また田原総一朗も、今回の上映について「宣伝映画としては非常に良くできているが、不愉快な映画です。でも不愉快だからといって“観ちゃいけない”ってことにはならない。面白いか面白くないかは、お客さんが観て判断するべきです」と力強く語り、続けて崔監督も「“右”か“左”かを前提に、映画を認識するなんてナンセンス。映画はもっと自由でいいんですよ。だから映画館も、もっと自由な空間でないと」と、本作の上映に対して応援の言葉を送った。

アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞して以来、何かと物議を醸してきた本作。公開までの約2週間を、このまま無事に乗り切ることができるか。今後の展開からも目が離せない。【トライワークス】

『ザ・コーヴ』上映劇場
■7月3日(土)より公開
東京:シアター・イメージフォーラム、横浜:横浜ニューテアトル、大阪:第七藝術劇場、京都:京都シネマ、宮城:フォーラム仙台、青森:フォーラム八戸
■順次公開
名古屋:シネマテーク、福岡:KBCシネマ、苫小牧:シネマ・トーラス、青森:青森松竹アムゼ、山形:フォーラム山形、岩手:フォーラム盛岡、福島:フォーラム福島、栃木:フォーラム那須塩原、群馬:プレビ劇場ISESAKI、金沢:シネモンド、新潟:シネ・ウインド、広島:サロンシネマ、岡山:シネマ・クレール、愛媛:シネマルナティック、熊本:Denkikan、沖縄:桜坂劇場
■調整中
札幌:シアターキノ

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