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綾野剛&北川景子「一緒にぶっ飛んでみるのもいい」“どこか似ている2人”のシンパシーの理由

2018年6月29日 13:30

綾野剛と北川景子、初共演にして息ぴったり!

町田康の同名小説を石井岳龍監督が映画化した『パンク侍、斬られて候』(6月30日公開)で、綾野剛と北川景子が初共演を果たした。クセ者たちが破天荒な掛け合いを繰り広げ、観客を“見たことのない世界”へと誘う本作。「初共演とは思えない」と声を揃えるほど相性ぴったりの綾野と北川だが、「念願叶っての共演。それがこういう作品でうれしい」と圧倒的熱量を持った作品で戦友となれたことに喜びをあふれさせる。「どこか似ている」という2人が、お互いにシンパシーを感じる理由とはなんなのか?

『狂い咲きサンダーロード』(80)などの鬼才・石井監督がメガホンをとり、自らを“超人的刺客”と表す浪人・掛十之進(綾野)が、前代未聞のハッタリ合戦に参戦していく姿を描く本作。石井監督から「宇宙と戦ってほしい」と未知の世界へと飛び込む意気込みを求められたという綾野は「脳内破壊映画。宣伝不可能な映画」と本作を表現する。

チャレンジングな作品となったが、オファーを受けてどのような感想を持ったのだろうか。綾野は「石井監督が『主演・綾野剛でやりたい。綾野剛でなければ無い』とおっしゃってくださったんです。町田康さんの原作を石井さんが監督をして、宮藤官九郎さんが脚本を書くことが実現したら、それはぜひ映画館で観たいと思った」と『シャニダールの花』(13)、『ソレダケ / that’s it』(15)でも仕事を共にした石井監督への信頼感を吐露。「監督のイメージしていたキャストが、みんなハマった」と明かすように、石井監督の願った通りのキャストが集ったが、綾野も「ろんについては、僕のなかでも北川さんしか考えられなかった」と十之進が惹かれていくヒロイン・ろん役を演じた北川について語る。

十之進が惹かれていくヒロイン・ろん役を北川景子が演じる | [c]エイベックス通信放送

綾野と北川はCM共演の経験はあるものの、映画は今回が初タッグ。綾野は「北川さんは、その場で求められていることを無意識に表現できる方。いつか作品でご一緒したいと」、北川も「CM撮影の時も『いままで同じ作品に出たことがないなんて、なんだか意外』という話をしていたんです」とCM共演の時点で意気投合したという。

それだけに、北川は「念願叶っての初共演。オファーをいただいた時は、綾野さんが主演で、そこにヒロインとして入れるなら、どんな作品でもやりたいと思った」と告白。「その時点で心は決まっていたんですが、脚本を読んだらすごい世界を描いていた(笑)。でも『こういう作品で一緒にぶっ飛んでみるのもいいな』と思ったんです。なんだか私たちらしいかもと思って」とニッコリ。綾野も「最初からこれだけ振り切ったものでご一緒すれば、今後どんな作品も大丈夫。北川さんは異性だけでなく、同性から見てもかっこいい女性だと思うんです。それでいてチャーミング。そしてこんな作品に出てしまうほど、パンク精神がある」と楽しそうに微笑む。

圧倒的熱量を持った作品で初共演を果たした

「一緒にパンクな世界に身を捧げられる」という並々ならぬ信頼感を持って、初共演を楽しんだ彼ら。相性のよさを吐露するが、2人が共鳴する理由とはなんなのだろうか。北川は「私はいつも、お仕事をするなかで『客観視していたい』と思うんです。客観視したうえで『こういうことが求められているんだ』ということを突き詰めていくけれど、自分の意志や反骨心みたいなものも忘れたくないという思いもあって。もちろんわがままにはなりたくないけれど、ある程度の約束を守りながら、自分を出すこと。そのバランス感覚が大事だと感じています」と仕事へのスタンスを語る。

「性格的には、白黒はっきりつけたがるほうなんです」という北川だが、自らの意志と共にチームワークを重んじており、「綾野さんとは、そういったお仕事のやり方が似ているかもしれないと感じたんです」と続けると、綾野は「一緒です。もともとは白黒はっきりしています」とうなずく。

綾野は「ものづくりをしていくなかで、誰しもが『おや?』となることってあると思うんです」とスタッフやキャスト内で方向性を確認したくなることもあると明かす。「そんな時、『いいから、とりあえずやりましょう』ということにはしたくない。演出部や撮影部が悩んでいたとしたら、『俳優部としてなにかできることはありますか?』とできることを探したい。俳優部としてきちんと仕事をするために、いろいろな方法を考えるようにしています」。芯の強さを持ちながら、作品をよりよいものにするために身を削りながら共闘していくのが“綾野&北川流”。豪華キャスト陣のすさまじいエネルギーが爆発する本作で、ぜひ2人の初共演を堪能してほしい。

取材・文/成田 おり枝

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