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世界中が熱狂!『アベンジャーズ』最新作ヒットのカギは悪役の魅力にあり

2018年6月05日 6:30

6月3日付けで興行収入36億円、動員240万人を突破し、日本国内における“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”史上1位の記録をシリーズ19作目にして樹立した『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。本作では、スパイダーマンやドクター・ストレンジ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーも新たに参戦したヒーローチーム「アベンジャーズ」が、全滅の危機にさらされるほど強大な敵とのバトルが描かれている。

【写真を見る】アベンジャーズ崩壊の危機…最凶最悪の敵・サノスの脅威は過去類を見ない! | [c]Marvel Studios 2018

全米では公開を迎えるやいなや、オープニング3日間の興行収入が約2億5800万ドルという、全米歴代ナンバーワンのヒットを記録。さらに中国でも、2億ドル超えのオープニング記録をたたき出した。その後も記録を伸ばし続け、現在の興行収入はシリーズ最高の19億2000万ドルを突破。『ジュラシック・ワールド』(15)を抜き、世界歴代4位の成績となっている。

ここ日本でも、5月半ばに各都市で行われた本作の応援上映には本格的なコスチュームに身を包んだ熱心なファンのみならず、マーベルファッションに身を包んだ“マーベル女子”までが多数来場。「本作を何回観た?」との質問には、会場のほとんどが2回以上という驚きの結果となり、なかには「10回以上劇場に足を運んでいる!」という強者もいたそうだ。

本作がここまでのヒットとなった背景には、昨年立て続けに公開された『ドクター・ストレンジ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『スパイダーマン:ホームカミング』『マイティ・ソー バトルロイヤル』がいずれも好評を博し、今年公開された『ブラックパンサー』も社会現象を巻き起こすほどの話題となったことから、観客の期待値が非常に高かったことが挙げられるだろう。

しかし、本作がシリーズ中でも特に、何度も劇場に足を運びリピートしたくなるほど魅力な作品となったカギは、実は悪役にこそあった。

最凶最悪の敵・サノスの魅力に迫る | [c]Marvel Studios 2018

ある使命のため、無限大のパワーを秘めた6つの石“インフィニティ・ストーン”を集め、全宇宙の生命の半分を消滅させようと企む最凶最悪の敵・サノス。彼はこれまでにシリーズに登場してきたヴィランたちがかすむほどの圧倒的な力をもった強敵だが、理想を実現するための信念の強さ、そして時おり垣間見られる内面の葛藤や、哀愁漂う表情から彼に魅了される観客が続出しているよう。

SNS 上では、このサノスに対して「サノスの芯の通った巨悪っぷりに惚れる…」「サノス最強の敵のくせに憎めなさすぎて逆に応援しちゃう」「はやくサノスになりたい」などの応援(?)コメントが。さらに、サノスのイラスト投稿も急増し、アベンジャーズメンバーにも負けない人気を博している。

サノス役を演じたジョシュ・ブローリンは『グーニーズ』(85)で映画デビューした後、『ノーカントリー』(07)や『アメリカン・ギャングスタ―』(07)などに出演して演技派として評価を高めてきた。そして今年、本作と同じマーベル・コミックス原作の『デッドプール2』(公開中)でもケーブルというヴィランを演じており、話題沸騰中だ。

サノスの真の目的とは…? | [c]Marvel Studios 2018

今回サノスを演じるうえで、ジョシュは複雑さをキャラクターに吹き込みたいと思っていたという。「彼にはある種の脆弱性があると私は感じていたし、(監督の)ルッソ兄弟もそう考えていたので、私たちはこの悪役の持つ2つの面を生かすことにしたんだ。つまり、私たちは共に彼に同じキャラクター性を見出していたんだ。ルッソ兄弟はそういう作業に実に長けているね」と、監督を務めたアンソニー&ジョー・ルッソ監督との共同作業について教えてくれた。

また、ジョシュは「マーベルは私が想定していたよりもずっと多くの柔軟な対応をしてくれたんだ」と語る。撮影の前に具体的に書き込まれた絵コンテを見させられたというジョシュは「彼らが『こういう風にやってくれ』と言っているのだと思った。しかし、まったくそうではなかったんだ。彼らから『これは大雑把なスケッチに過ぎない、あなたはどういう風に演じたいですか?』と言われたんだ。おそらく、私がこれまで経験したどの役よりもイマジネーションを膨らませられたと思うよ」と、当時のことを振り返る。

ジョシュ・ブローリンが丹念な演技で命を吹き込んだ | [c]Marvel Studios 2018

そうして仕上げたサノスの本作での役どころについては「彼はこの宇宙のバランスを正したいと思っている。そのために彼は数多くを破壊しなければならない。とても興味深いキャラクターだね。そんな彼にもハートがあるということを観客は思い知らされるし、彼に感情移入することもできるはずだが、ある瞬間に観客は彼がこの世で最悪の奴だということに気がつくんだ。なぜなら、彼は自分の考えを達成するためなら、どんなことだって喜んでやる男だからさ。彼にそういう行動をさせている原動力、それがなにかを考えさせるところが、この映画の楽しいところだね」と話し、いたずらっぽく笑った。

文/編集部

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