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アップリンク代表が語るクラウドファンディングサイト開設の意図と映画のこれから【前編】

2018年5月06日 15:00

映画配給会社として30年の歴史を誇り、渋谷でミニシアターを運営するアップリンク。彼らが4月5日からクラウドファンディングサイト「PLAN GO」をスタートさせた。その趣旨を代表取締役である浅井隆氏に直撃。映画の“これから”を見据えた展望にも言及した興味深いインタビューを前・後編、2回に分けて紹介する。

アップリンクの代表取締役である浅井隆氏

――クラウドファンディングサイトが乱立するなか、このタイミングでアップリンクさんが「PLAN GO」を始めたのはどうしてですか?

浅井:後発にはなりますが、アップリンクが運営するリアルな場と連動して、なにか面白いことができたらな…と考えていました。いま、渋谷に3スクリーンの映画館“アップリンク渋谷”と、カフェ“タベラ”、書籍、グッズなどを扱う“マーケット”という、リアルな場があります。また、2016年11月にスタートさせたオンラインの映画館「アップリンク・クラウド」もあるので、プランを募るだけでなく、起案者が達成後にそれらをうまく利用してくれたら面白いことができるんじゃないかと。そこが他社のクラウドファンディングとは違うところかな。

――現在、掲載されているプランは4つですが(※5月2日時点)、実際に応募はどれくらいあったのでしょう。1つ終了したら、1つ足していくという感じですか?

浅井:応募は倍ぐらいですね。月に2回、1日と15日に〆切を設けていて、審査後に掲載となりますので、今後どんどん増えていくと思います。まだ経験値が浅いので、育てていくしかないなとは思っています。

【写真を見る】アップリンクがスタートさせたクラウドファンディングサイト「PLAN GO」

――設定した募集期間内に資金の目標金額を達成した場合にのみ支援者から集まった資金を受け取ることができる、All or Nothing形式にしたのはなぜなのでしょうか?

浅井:例えば、500万円必要としているプロジェクトで自己資金が200万円しかないから、300万円をクラウドファンディングで集めましょうと。ところが実際には100万円しか集まらなかった場合はスケールダウンして映画を作るのか?と。100万円だけもらったとしても出来ない可能性もありますよね。起案者が本当に最初の企画通りのことをやるのか、お金を受け取った後の責任は持てないし、それなら、きちんと企画に見合う金額を集めたらゴールにしましょうということにしました。たぶん集まらなくてもやる人はいると思うんですけどね。

――今、掲載されているプランでそれぞれ設定している金額は妥当だと思われますか?

浅井:「ニキ・ド・サンファルの映画を作ろう!」は目標金額が300万円と高いですが、綿密に計画しています。

――クラウドファンディングはリターンがどれぐらい魅力的なのかを支援者が気にすると思うのですが、その点はどのようにお考えですか?

浅井:なにか対価を期待するより、応援する、企画に参加するという起案者とのコミュニケーションが大切だと思います。

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[c]Agnès Varda-JR-Ciné-Tamaris, Social Animals 2016| 写真:SPLASH/アフロ