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『書道ガールズ!!』の成海璃子、目指すのは“面白い人間”

2010年5月11日 18:46

『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』で書道部部長の里子役を演じた成海璃子
『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』で書道部部長の里子役を演じた成海璃子

青春映画『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』(5月15日公開)で、成海璃子が書道に青春を懸けるヒロインを熱演。愛媛県立三島高校の書道部の感動の実話をモデルにした本作で、6m×8mの巨大な紙に、重さ20kgにもなる大筆で書く「書道パフォーマンス」にトライした彼女を直撃!

成海が演じたのは、部員に厳しい書道部の部長・里子役。共感できた部分はあったのだろうか? と聞くと、「いえ、今まで役に共感したことってないんです」と、意外な答えが返ってきた。え? それはどういうこと?

「役を客観的に見てないというか。自分自身が里子だと思っていたので」とさらりと答える成海。「現場では何もしてないです。ただ、私が里子として、動きたいように動いてる。自分の中から出てくるものがいちばんリアルな感情だと思うから。たとえば、泣かなくてもいいシーンで泣いちゃう時もあります。でも、それは考えてやってることじゃないんですよ」。

そんな“役になりきる”役作りは、クランクイン1カ月前から始まっていたと言う。「書道部の雰囲気や関係性は、撮影前に書道の稽古をしていた頃からできていたと思います。余裕がなくて、毎日いっぱいいっぱいだったから、楽しいなんて感じじゃなかったですが、作品のためだと思って頑張りました」。

ハイライトである、大筆で書く書道パフォーマンスは、入魂の技と呼ぶにふさわしい。「大筆は、墨をつけるとすごく重くなる(20kgくらい)。事前に練習してなかったら持てなかったと思います。紙が大きいので、自分が紙の上のどこに行けばいいのかわからなくて迷子になっちゃう。バランスをとるのに必死で、私も桜庭(ななみ)もすごく緊張しました」。

それだけに、やり終えた瞬間はどんな気持ちだったのか。「ただ、放心状態でした。思いとか気持ちとかがないと絶対書けなかったでしょうね。でも、稽古を含めて、1番いいものが本番で出せたと思います!」

現在公開中の『武士道シックスティーン』、本作『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』、すぐ後に『シーサイドモーテル』(6月5日公開)と、立て続けに映画出演作が3本公開される成海。今、最も勢いのある若手女優だが、今後はどんな女優を目指しているのか?

「目指してる女優像ってあまりないんです。私としては面白い人間になりたくて。そうなれるかどうかはわからないけど、今後も無謀なことをしていきたいと思ってます」。

確かに、年々役柄の幅も広がり、作品ごとに多彩な顔を見せてくれる成海璃子を見ていると、実に“面白い”。また、劇中の大筆の大技は、まさに無謀な妙技である。ぜひ、今後もびっくりするような役柄にトライして、観客をあっと驚かせていってほしい。【Movie Walker/山崎伸子】

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