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肉体改造&声や表情まで変貌!個性派ゲイリー・オールドマンの究極すぎる役づくり

2018年2月18日 10:00

『プライドと偏見』(05)、『つぐない』(07)などで知られるジョー・ライト監督の最新作『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(3月30日公開)。イギリスの英雄的政治家として歴史に名を残したチャーチルの、首相就任から“ダンケルクの戦い”にいたるまでのわずか27日間を切り取った人間ドラマだ。

もはや別人にしか見えない、ウィンストン・チャーチルに扮したゲイリー・オールドマン | [c]2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

主演は名優ゲイリー・オールドマン。すでに本作の演技で第75回ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞(ドラマ部門)を受賞し、第90回アカデミー賞でも主演男優賞の大本命と目されている。そんなゲイリーの神がかった、なりきり度に注目したい!

役づくりの陰に、日本人スタッフの存在が!?

チャーチルのパブリックイメージにもなっていた、勝利宣言の“Vサイン” | [c]2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

ゲイリー・オールドマンといえば、「ダークナイト」シリーズのゴードン警察本部長や、「ハリー・ポッター」シリーズのシリウス・ブラックなど、主人公の良き理解者である“イケオジ”役が、近年では特に印象的だ。しかし今作の彼は、突き出た腹、白髪の薄毛、たるんだ顎に、しかめっ面という何ともショッキングな姿に…!もともと瘦せ型でダンディなゲイリーの面影はどこへやら、“政界一の嫌われ者”とも揶揄されたチャーチル首相に大変身している。

葉巻が欠かせなかったチャーチル。特に大きいサイズのものが好みだったとか | [c]2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

その秘密は、撮影のたびに4時間かけて施したという特殊メイク。チャーチルを演じるにあたりゲイリーは、ハリウッドで活躍した凄腕の日本人特殊メイクアップアーティスト・辻一弘へ自ら連絡。すでに引退していた辻を「あなたが引き受けてくれたら、私はこの映画に出る」と口説き落としたという。結果、この驚きのビジュアルが出来上がったのだ。

ブツブツ呟き、前かがみ…特徴も完コピ!

夫の良き理解者であった、妻クレメンティーン(クリスティン・スコット・トーマス) | [c]2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

加えて、ゲイリーのこだわりは見た目だけにとどまらず、不機嫌でブツブツ呟くような口調、前屈みの歩き方など、首相の所作を細部まで徹底的に研究し具現化。本編では、ナチスが勢力を拡大する切迫した状況下で、国民を鼓舞するために声高らかにスピーチしたり、政界で孤立し妻になぐさめてもらったりと、複雑で人間味あふれるチャーチルの姿が確認できる。その彼の入魂の演技には、思わず引き込まれてしまうはず。

声色や仕草までも完璧に研究し尽くしたゲイリーによる、圧巻のスピーチは必見! | [c]2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

ゲイリーの妥協なき役づくりの歴史は、その名を知らしめた『シド・アンド・ナンシー』(86)の伝説のパンクロッカー、シド・ヴィシャスをはじめ、『ドラキュラ』(92)の不気味な吸血鬼・ドラキュラ公や、『レオン』(94)の血も涙もない悪徳警官、『裏切りのサーカス』(11)の名演も記憶に新しい老スパイなど、多くの名キャラクターを生んできた。

【写真を見る】普段のゲイリーは、こんなにダンディ!おしどり夫婦を演じたクリスティンと(トロント国際映画祭にて) | [c]2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

そして今回彼が挑んだのは、世界的に知られ、自分とは似ても似つかない母国イギリスの首相チャーチルだ。本作を観て、どんな役にも憑依してしまう“元祖”カメレオン俳優ゲイリー・オールドマンの、圧倒的な本気を味わってほしい!

文/トライワークス

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[c]2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.| Jack English [c] 2010 StudioCanal SA| 写真:SPLASH/アフロ| [c]2017 Twentieth Century Fox