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役所広司が「言葉をしみこませて挑んだ」と語る『孤狼の血』、聖地・広島に凱旋!

2017年12月30日 11:57

還暦を迎えた役所広司が、全身全霊で挑んだ撮影を振り返る | [c]2018「孤狼の血」製作委員会

役所広司主演の本格ハードボイルド『孤狼の血』(18年5月12日公開)。現在発表されている場面写真、特報映像などで早くも話題沸騰の本作だが、来年の公開に向け、舞台となった広島で12月27日に合同記者会見とイベントが実施された。

本作の舞台は昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。所轄署に配属となった日岡(松坂桃李)は、暴力団との癒着を噂される刑事・大上(役所広司)とともに、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。常軌を逸した大上の捜査に戸惑う日岡だが、失踪事件を発端に対立する暴力団同士の抗争が激化、次第に彼はその渦の中に巻き込まれていく…。

この日記者会見に登場したのは役所広司と、原作にないオリジナルキャラクターを演じた阿部純子、原作者の柚月裕子、白石和彌監督の4名。主演の役所は「広島・呉のみなさまにお世話になり、やっと映画が完成しました。映画が完成して初めての会見を広島でできたこと本当に幸せに思っています」と感謝を述べた。

白石監督は本作の狙いについて「東映のプロデューサーから『仁義なき戦い』のような“勢いや力強さ”を映画に取り戻したいというお話をいただき、その熱量に自分が感染してできた作品です」と明かし、広島でのオールロケで撮影した決め手を聞かれると「実際に現場に来て(原作の時代設定である)昭和63年のような空気感を感じられたところが大きいです」と説明する。

そんな監督の気持ちを受け止め大上役に取り組んだ役所は「監督と初めてお会いした時に“元気な映画を作りたい”と言われ、脚本を読むとそのエネルギーを感じました。昭和にはこんな監督がいたなという、潔い、素晴らしい監督です」と監督を賞賛、それを聞いた白石監督は「今の言葉で天にも昇る気持ちですね。命を削って撮ろうと思った作品です」と照れ笑い。

役所は「この作品の登場人物たちはそれぞれ必死に美しく生きていて、そういったところが映画全体の熱になっているのではないかと思います」と本作の見どころを語り「広島の呉弁を撮影間近まで繰り返し練習し、言葉を体にしみこませて挑みました。呉の皆さんに恥じないように頑張ったのですが、どうでしょうか(笑)」と笑いを誘う。

物語のカギとなる役柄に抜擢された阿部は「呉弁を練習していたら、役所さんが私の台詞のイントネーションまで覚えてくださっていて、現場でフォローして頂いたんです」とエピソードを披露。

完成した映画に「心が火傷した」とコメントを寄せた原作者の柚月は、改めて感想を聞かれると「圧倒されるぐらいの熱量で驚きました。小説では活字でないと成り立たないミステリー要素があるのでどう表現するのかと思っていたのですが『このように演出するのか!』と感動しました」と熱弁し、賛辞を惜しまない。

記者会見が終わった後は、映画完成後初のイベントとなるキックオフパーティが開催され、ロケ地となった呉市をはじめとした広島の人々が会場に集結。

白石監督が「広島で撮らなければこの映画は完成しませんでした。本当にありがとうございました!」と挨拶し『孤狼の血』にちなんで作られたオリジナルカクテル「ブラッディウルフ」で乾杯!

役所は「しばらくなかった映画が出来たなという気持ちです。これからこういった作品がどんどん増えて世の中が活気づいていけばと思いました。最近は映さないようなシーン、お茶の間に飛び込めない映像もたくさんありますけれどね(笑)。広島から旅立っていくこの映画を可愛がってもらえればと思います」と語り、会場には万雷の拍手が鳴り響いた。

文/編集部

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