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世界が注目する奇才、ギャスパー・ノエの衝撃的な“映像体験”

2010年3月3日 12:38

カルト的な人気を誇るギャスパー・ノエ監督の最新作『エンター・ザ・ボイド』
カルト的な人気を誇るギャスパー・ノエ監督の最新作『エンター・ザ・ボイド』[c] 2010 FIDELITE FILMS – WILD BUNCH – LES FILM DE LA ZONE - ESSENTIAL FILMPRODUKTION – BIM DISTRIBUZIONE – BUF COMPAGNIE

『カルネ』(94)や『カノン』(98)、『アレックス』(09)といった衝撃的な作品を手掛け、寡作ながらも世界中から注目されている映画監督、ギャスパー・ノエ。そんな彼の新作『エンター・ザ・ボイド』が5月15日(土)より公開されることになった。

そもそもなぜ、ノエ監督の作品は世界中から注目されているのか? その理由は、彼にしか描くことの出来ない、圧倒的な映像センスにある。例えば『カルネ』とその続編に当たる『カノン』では、知的障害を持つ娘を男手ひとつで育てる馬肉屋の主人の陰鬱とした心理状態を、独特の気味の悪いタッチで描いている。また『アレックス』では、モニカ・ベルッチ扮するヒロインのレイプ・シーンを暴力的かつ長時間にわたって映し出し、カンヌ国際映画祭ではあまりのむごたらしさに200人近くの途中退場者が出たという逸話も残っている。

最新作となる『エンター・ザ・ボイド』は、固い絆で結ばれたドラッグディーラーの兄とストリッパーの妹による幻想的な物語。拳銃で撃たれ死んでしまった兄・オスカーは、妹・リンダとの“決して離れない”という約束を守るため、魂となってこの世にとどまる。だがその魂は、街をさまよう中で歪んでいき、やがて過去、現在、未来が混ざり合った悪夢へと変ぼうしていく…という、実にノエ監督らしいストーリー展開だ。

また、本作は『アバター』(09)でSFXを手掛けたピエール・ブファンが、特殊効果を担当しているところも見逃せないポイントだ。さらに物語の舞台が東京ということもあり、劇中には見知っているスポットがいろいろ出てくるかもしれない。これらの点にも注目して本作の公開を待っておこう。【トライワークス】

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