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貴重な絵コンテやセル画300点以上!LAの映画博物館、「宮崎駿回顧展」の詳細発表

2020年9月11日 15:30

イメージボード、絵コンテ、セル画など豪華な“宮崎駿”回顧展
イメージボード、絵コンテ、セル画など豪華な“宮崎駿”回顧展『となりのトトロ』(1988)イメージボード宮崎駿[c]1988 Studio Ghibli

2021年4月にロサンゼルスに開館するアカデミー映画博物館の開館記念企画展となる「宮崎駿展」の概要が公開された。アカデミー映画博物館とスタジオジブリの共同で企画された展覧会は、宮崎駿監督の作品とアートに焦点を合わせた北米で初めて開催される回顧展となる。

展覧会では、『となりのトトロ』(88)やアカデミー賞長編アニメーション賞受賞の『千と千尋の神隠し』(01)など、宮崎駿監督の長編アニメーション作品から国外初公開の300点以上のイメージボード、キャラクターデザイン、絵コンテ、レイアウト、背景画、ポスター、セル画などを展示。展示と映像を交えながら、宮崎監督の60年間に及ぶキャリアを包括的に回顧していく。

スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏は、「アカデミー映画博物館の開館記念の展覧会に、宮崎駿展を開催いただけること、大変光栄に思います。宮崎の才能は、見たものを記憶する力です。頭の中の引き出しから記憶を引っ張り出したりし、オリジナリティの強いキャラクター、風景、建物を作り上げて来ました。今回の展示では、宮崎駿の創作活動の全てを見ていただければ幸いです。開催にあたり、ご尽力いただいたす べての方々に感謝いたします」とコメントを寄せる。

1枚のイラストから伝わってくる壮大な世界観
1枚のイラストから伝わってくる壮大な世界観『風の谷のナウシカ』(1984)イメージボード 宮崎駿[c]1984 Studio Ghibli・H

ビル・クレイマー館長は、「これまでの宮崎作品を網羅した展示と共に、私たちの新しい施設である“アカデミー映画博物館”を立ち上げることができ、これ以上の喜びはありません。国際的なレジェンドであり、卓越したキャリアを称えることは、私たちの門戸を開くにふさわしいものであり、アカデミー映画博物館の世界的な広がりを示すものです」と述べている。また、企画展キュレーターであるジェシカ・ニーベルは、「宮崎駿監督には、人生の曖昧さや複雑さの中で、私たちがどのように人生を捉えているのかを感じ取ることができる際立った能力があります。宮崎作品の熱烈なファンはもちろん、作品をあまり知らない人も魅了できるような展覧会を、スタジオジブリとのコラボレーションで開催でき、大変光栄に思っています」と語っている。

ジブリコラボのオリジナルグッズも販売予定
ジブリコラボのオリジナルグッズも販売予定『となりのトトロ』(1988)スチール写真 宮崎駿[c]1988 Studio Ghibli

展覧会は7つのセクションで構成され、『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』(89)、『もののけ姫』(97)などのキャタクターデザインの原画展示、宮崎監督と共にスタジオジブリを設立した故・高畑勲との長期にわたるコラボレーションについて紹介するギャラリー、テレビシリーズ「アルプスの少女ハイジ」や初の長編映画『ルパン3世 カリオストロの城』(79)など、宮崎氏がアニメーターとして参加した初期作品についても紹介。また、『風の谷のナウシカ』(84)のために特別に捧げたギャラリーでは、宮崎監督のキャリアとスタジオジブリの設立に大きく貢献したこの作品の重要性を強調した展示が行われる。

展示のほかにも、ミュージアムに付設される最新鋭の設備を備えた劇場での映画上映、公開プログラム、スタジオジブリとのコラボレーションによるオリジナルグッズがミュージアムストアで販売される予定。アカデミー映画博物館はロサンゼルス市内に2021年4月30日に開館予定だ。

文/平井伊都子

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