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薬指の指輪が光るペネロペ、名匠2人の映画作りを語る

2009年10月30日 11:35

お互いを見つめあいながら語るペネロペとアルモドバル監督 | [c]Matthew Arnold

ペネロペ・クルスとペドロ・アルモドバル監督が、カンヌ国際映画祭でお披露目された新作『抱擁のかけら』(全米公開11月20日、日本公開2010年正月)のプロモーションのため、ニューヨークで開催された“NYタイムス紙”のトーク・イベントに参加した。

この日、レースのついたセクシーな黒いドレスを身にまとったペネロペの薬指には、ハビエル・バルデムとの婚約の噂を無言で証明するかのように、大きなサファイアとダイヤモンドの指輪がキラリ!

とてもおとなしいペネロペが、女優人生を変えたアルモドバル監督との“運命の出会い”について語ってくれた。

「彼と出会ったのは、私が17歳のとき。それからしばらくたって、彼から直接電話をもらったの。ドライヤーで髪の毛を乾かしているのを忘れるくらい、うれしくて飛び上がっちゃったわ!」とペネロペが当時の様子を興奮気味に語れば、アルモドバル監督も、「最初に彼女に会ったとき、ほかの女優にはない特別なものを感じたんだ」と大絶賛。それから約10年、その絆は、競演を重ねるごとに深まっているようだ。

本作は、事故で視力を失った盲目の脚本家マテオが織りなす、回想劇ともいえるドラマで、『ライブ・フレッシュ』(97)以来、アルモドバル作品の常連であるペネロペは、マテオが溺愛する女優志望のレナを演じている。

「とにかく、彼の映画作りはすごいの」とうれしそうに語るペネロペ。「彼は、リハーサルを完璧にやる監督。思い浮かんだアイデアを、何か月もかけて全部のシーンで何パターンもやって、その中で一番いいのを選ぶのよ」と話す。「『それでも恋するバルセロナ』(08)のウディ(・アレン)監督のやり方とは、まるで真反対。彼の作品は脚本もないし、すべてがその時の勝負。あまりに対照的だから、どちらもとても楽しめる」のだそう。共演者のほぼ全員を虜にしてしまうペネロペだから、ふたりのベテラン監督をゾッコンにし彼らを使い分けるのは容易なことなのだろう。

ちなみに、リハーサルの効果が最も高かったのは、台所でトマトを手早く切るシーン。「自分ではあんなふうにできないから、レッスンを受けたの」と、私生活では料理が不得意なことを告白。一方で、最もペネロペが“地”で演じられたのは、「レナが、女優になるために初めてオーデションを受けるシーン。自分が女優になりたくてオーディションを受けたときのことを思い出して、大泣きしちゃったわ。私が一番気に入っているシーンなの」だとか。

彼女の“素”の部分も垣間見ることができるアルモドバル・ワールドで、今回も激しく情熱的、そして美しくも儚いペネロペの魅力を堪能してほしい。【NY在住/JUNKO】

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