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「梨泰院クラス」の次は「夫婦の世界」!ケーブルテレビ局が引っ張る韓国ドラマ業界、“JTBC”に注目

2020年7月13日 19:15

現在、日本で吹き荒れている韓国ドラマ旋風。韓流と言えば、2003年に日本で放送された「冬のソナタ」以降、恒久的に人気を集めているが、今回のブームは若者からの支持も熱く、これまでのものとは性質が異なるものになっている。

そんな新たな韓ドラ旋風を引っ張っている二大タイトルが「愛の不時着」と「梨泰院クラス」だ。Netflixでは連日トップ10入りを果たしているこれらの作品に共通する特徴が、韓国のケーブルテレビ局によって制作されたということ。日本でもそうだが、有料チャンネルの強みはスポンサーに縛られない点。そのため自由度が高く、地上波ではなかなか実現が難しいような、社会性を帯びたものや突飛な設定の作品が近年多く誕生している。

「梨泰院クラス」でも話題!勢いに乗るケーブル局“JTBC”

【写真を見る】「梨泰院クラス」を生み出した韓国ケーブル局JTBCがいま熱い!
【写真を見る】「梨泰院クラス」を生み出した韓国ケーブル局JTBCがいま熱い!Netflixオリジナルシリーズ「梨泰院クラス」独占配信中

「愛の不時着」をはじめ、「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」など韓国ドラマに興味がない人でもその名を一度は聞いたことがあるというレベルのヒット作を連発し、トップを走り続けてきたケーブル局にtvNがある。近年このトップランナーに追いつき追い越さんという勢いを持っているのが「梨泰院クラス」を生んだJTBCだ。

2011年に開局したばかりのこの新鋭は、「私の名前はキム・サムスン」で一世を風靡したキム・ソナ主演作「品位のある彼女」で2017年ごろから脚光を集めだすと、翌年には、富、名誉、権力などを手にした富裕層しか住めない高級住宅街を舞台に陰謀が渦巻く人間関係を描いた「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」を世に送りだす。この作品は、韓国の過剰な教育熱や学歴社会の闇を風刺的に描いたスリリングなストーリーが話題となり、非地上波視聴率が初回の1.7%から当時の歴代最高となる23.8%まで急上昇する大ヒットとなった。

そのほかにも、殺人事件の容疑をかけられたキャスターとその弁護人となった彼女の夫の複雑な関係を描き、百想芸術大賞ほか6冠に輝いた「ミスティ~愛の真実~」など、愛憎入り混じったサスペンステイストの作品でヒットを連発。ウェブコミックを原作に復讐と青春という相反する要素を巧みに取り入れた新しさで、中毒者を続出させているご存じ「梨泰院クラス」では、映画配給会社SHOWBOXとタッグを組むなど挑戦的な姿勢を貫いている。

史上最高視聴率を記録した話題作が日本初上陸!

「夫婦の世界」は、韓国で非地上波の視聴率で最高となる数字を叩きだした
「夫婦の世界」は、韓国で非地上波の視聴率で最高となる数字を叩きだした[c] JTBC studios & Jcontentree corp All rights reserved Based upon the original series “Doctor Foster” produced by Drama Republic for the BBC, distributed by BBC Worldwide

そんなJTBCで最注目となるのが、CS局のKNTVにて7月10日より日本初放送されている「夫婦の世界」だ。イギリスのドラマ「女医フォスター 夫の情事、私の決断」をリメイクした本作は、「梨泰院クラス」の次の枠として放送されると、本国ではケーブルドラマ史上歴代最高となる視聴率28.4%の大ヒットを記録した。

愛する家族と医者としてのキャリアを持ち、順風満帆な人生を歩んでいた女性が、ある日、一本の髪の毛をきっかけに夫の浮気に気づいてしまう。するとその浮気相手は妊娠しており、人生のどん底に突き落とされた彼女は夫への壮絶な復讐に乗りだす。
ドロドロとした人間関係というJTBCがこれまで結果を残してきた題材を扱っているが、本作で特筆すべきは”攻めた”描写だ。全16話のうち14話が、日本のR-18に相当する19禁に指定されており(なお日本での放送はPG12)、一人称視点での暴力シーンなど刺激的な描写は大きな反響を呼んだ。

レーティングという高い壁があるにもかかわらず、韓国で大ヒットを記録した本作は、現在の韓国ドラマの流行を象徴するような一作。日本でも韓流ブームが熱いいまこそ、チェックしておきたい!

文/トライワークス

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