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三宅唱監督版「呪怨:呪いの家」は既存作品をどう違う?一瀬プロデューサーと監督が明かす

2020年7月8日 21:30

「百戦錬磨のスタッフが集結し、困難なシーンが実現できました」(三宅)

【5月12日(火)AM8時解禁】『呪怨:呪いの家』場面写真④
【5月12日(火)AM8時解禁】『呪怨:呪いの家』場面写真④

また「単なるエンタメのホラー作品ではなく、実録犯罪映画のような怖さ」を求められたという三宅監督。一瀬プロデューサーも「(デヴィッド・フィンチャー監督作の)『ゾディアック』(07)や、(ポン・ジュノ監督作の)『殺人の追憶』(03)みたいなテイストがいいね、という話はしたかも。でも、それくらいかな」とうなずく。

三宅監督は「あとは具体的に現場で一瀬さんたちに相談しながら、一緒に作らせてもらいました。また、百戦錬磨のスタッフが集結していたので、そういう方々の力によって、困難なシーンが実現できました」と感謝する。

ベテランスタッフのなかでは、『プレデター』(87)や『ポルターガイスト2』(86)などで知られるエフェクトアーティスト、スクリーミング・マッド・ジョージもクレジットされている。自身の監督作『帝都大戦』(89)でタッグを組んで以来、親交の深い一瀬プロデューサーは、「僕は純粋にジョージのファンなので、また一緒に仕事をしたいなと思っていました」とのことで、久しぶりのタッグが実現した。

心霊研究家の小田島(荒川良々)ははるかの心霊体験に興味を持つ
心霊研究家の小田島(荒川良々)ははるかの心霊体験に興味を持つ

「いまはデジタルエフェクトの技術が上がったので、デジタル技術に頼る人が多いです。でも、僕は、尊敬している実相寺(昭雄)監督もこだわっていた、実際に作ったものを現場で撮るのが好きなタイプ。『遊星からの物体X』のクリーチャーもCGで作ると忌まわしさが消えてしまった」と、2011年にCGを駆使して作られた同作の前日譚『遊星からの物体X ファーストコンタクト』を引き合いに出す。

「技術的には進んでいくけれど、なにか失っていくものもある気がするので、今回はちょっとアナログにこだわってみたいと話したところ、ジョージも『喜んでやるよ』と言ってくれた。僕は彼のデザイン力やセンス、彼が作る恐ろしい造形物にすごく惹かれるから、そういうアナログな感覚を大事にしたかったんです。もちろんデジタル技術もたくさん使ってはいますが」。

Netflixオリジナルシリーズ『呪怨:呪いの家』(全6話)
監督:三宅唱
出演:荒川良々、黒島結菜、里々佳、長村航希、岩井堂聖子、井之脇海、テイ龍進、松浦祐也、土村芳、柄本時生、仙道敦子、倉科カナほか
脚本:高橋洋、一瀬隆重
エグゼクティブ・プロデューサー:山口敏功(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)  坂本和隆(Netflix)
プロデューサー:一瀬隆重、平田樹彦
音楽:蓜島邦明 撮影:四宮秀俊 照明:永田英則 美術:尾関龍生、録音:小松将人
音響効果:柴崎憲治 編集:深沢佳文 視覚効果:松本肇、特殊造型:スクリーミング マッド ジョージ
配信:7月3日よりNetflixにて全世界独占配信中
www.netflix.com/ju-on_origins

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