• INTERVIEW

三宅唱監督版「呪怨:呪いの家」は既存作品をどう違う?一瀬プロデューサーと監督が明かす

2020年7月8日 21:30

「現実に起きたことが一番怖いのではないか」(一瀬)

新人タレントの本庄はるか(黒島結菜)
新人タレントの本庄はるか(黒島結菜)

そこで一瀬プロデューサーたちが行き着いたのが「現実に起きたことが一番怖い」という結論だ。「近年、フィクションとして振り切って作ってきたけれど、今回は逆に実話調に振り切ってみようかと。その場合、ドラマの部分が稚拙だと怖くなくなってしまうので、ホラー表現が得意な監督監督よりも、きちっとドラマを撮れる人、恐怖心理をきちんと描ける人ということで、三宅監督にお願いした次第です」。

三宅監督を一瀬プロデューサーに紹介したのは脚本の高橋洋だ。三宅は高橋が教鞭をとる映画美学校での、かつての教え子で「様々なジャンルに挑戦したいタイプの映画監督」と、高橋から聞いていたそうだ。また、一瀬プロデューサーが三宅監督の『きみの鳥はうたえる』(18)を高く評価していたこともあり、迷うことなく声をかけた。

三宅監督自身はオファーを受けて、「僕自身、恥ずかしいほど怖がりだし、ホラー畑で育っていないので、驚きました」とのこと。「ただ、映画監督として様々なタイプの映画を撮ってみたいという気持ちはずっと持っていたので、うれしい驚きでした」。

メガホンをとった三宅唱監督
メガホンをとった三宅唱監督

脚本を読んだ三宅監督は、練り込まれた物語に引き込まれたと言う。「すごくやりがいのある脚本で、様々な恐怖表現の可能性が詰め込まれた内容でした。昼も夜も怖い。人も幽霊も怖い。その多様な怖さを上手く映像化できればいいなあと思いました。ビビりながらも古今東西のホラー映画を観ていったんですが、ホラー好きな友人から『自分が本当に怖いと思うものを撮ればいい』と言われたので、最終的にはそこを目指しました」。

Netflixオリジナルシリーズ『呪怨:呪いの家』(全6話)
監督:三宅唱
出演:荒川良々、黒島結菜、里々佳、長村航希、岩井堂聖子、井之脇海、テイ龍進、松浦祐也、土村芳、柄本時生、仙道敦子、倉科カナほか
脚本:高橋洋、一瀬隆重
エグゼクティブ・プロデューサー:山口敏功(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)  坂本和隆(Netflix)
プロデューサー:一瀬隆重、平田樹彦
音楽:蓜島邦明 撮影:四宮秀俊 照明:永田英則 美術:尾関龍生、録音:小松将人
音響効果:柴崎憲治 編集:深沢佳文 視覚効果:松本肇、特殊造型:スクリーミング マッド ジョージ
配信:7月3日よりNetflixにて全世界独占配信中
www.netflix.com/ju-on_origins

関連映画ニュース