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快挙!北米最大の日本映画祭に故・大林宣彦監督の名を冠した賞が新設

2020年6月26日 07:00

米ニューヨークで開催されてきた日本映画祭「ジャパン・カッツ」が、今春逝去した大林宣彦監督の偉業を称え、新たに“大林賞”を新設することがわかった。

新作の公開を待たずして逝去した大林宣彦監督
新作の公開を待たずして逝去した大林宣彦監督

大林監督は病気療養中の身ながらも20年ぶりに故郷の尾道を舞台にした最新作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』を撮影、公開を控えていた。しかし当初の公開予定日だった4月10日に82年の生涯を閉じ、公開日も新型コロナウイルス感染拡大の影響で7月31日(金)に変更されていた。

そんな『海辺の映画館~』の公開を前に、監督の名を冠した”大林賞”(Obayashi Prize)を新設したのは、北米最大の日本映画を紹介する映画祭「ジャパン・カッツ」。同イベントでは2007年の開始以来、毎年7万人以上を動員し、全米初公開作を多数含む300本以上の日本映画を上映してきた。”大林賞”は、日本映画の未来を担う若手監督による自主制作の長編7作品を上映するネクストジェネレーション・コンペティション部門にて、審査員が選出したもっとも優れた1作品に贈られる。

映画祭サイドは「笑顔と、生きること、そして、今日より少し良い明日をたぐり寄せるために、僕は映画をこしらえてきた。だから、僕の続きはみんながやってね」と大林が生前に残した言葉に触れ、「この言葉の通り”大林賞”は、独創的な宇宙感、創造性を特徴とする先駆的な映画人の大林宣彦監督に敬意を表して、次世代の映像作家に贈られます」と、賞新設の理由を挙げている。

本年度の同映画祭は、7月17(金)~30日(木)にオンライン開催(※視聴は米国内限定)。長編メイン部門で『海辺の映画館~』も上映されるほか、大林千茱萸や常盤貴子ら縁のある面々が参加する「大林監督についてのパネル討論会」もおこなわれる予定だ。

尾道の映画館を舞台に無声映画、ミュージカル、アクションと様々な映画表現で展開される『海辺の映画館~』。映画を心から愛し、映画の力を信じた大林監督の名が世界の映画賞に冠されたことを祝い、公開の際はスクリーンへ足を運んで祝福したい。

文/トライワークス

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